コメント
6件
ありがとう続き!!!まだ続きってある!?😭
めっちゃ待ってた!! 次も楽しみだな!(((o(*゚▽゚*)o)))
51
「なぁ、来る?」
『…はい?』
来る、って何。誘ってるの。
「俺ん家、来るかって。」
『えー!?行っていいんですか』
「いーよ。お世話になったし」
『なんですか、それ笑』
少し、気になることはあったけど、
私はそれ以上に、前は、お婆さんの家だったけど、先生の家 に行けるのが嬉しかった。
・
「あ、車。」
先生は、
「車、お前のカフェに停めたままだわ。」
と言いちょっとまってて と車をとりにいった
・
遅い。
寒い。
もう、先生と月を見た日から経ってしまったんだ、と懐かしく思えた。
「わりぃ。遅くなったわ」
『…ほんとですよ、』
私は、冗談だけど、少しほんとっぽく言った。
「ほい、どーぞ」
先生は、そういい、 助手席 をあけてくれた。
・
「ちょっと遠いから、寝てていーよ」
『寝ませんよ。笑 折角なので』
うん、寝ない。
ほんとは今日、めっちゃ疲れたから寝たい気分だったけど、先生と居られるから。
何にも喋らない沈黙が気に食わず、私から喋りかけてみた。
『…私、寒さも嫌いになるところでした』
「ん?」
『…先生のせいで雨が嫌いになりました』
「うん、」
『雷も元々嫌いだったけど、もっと嫌い。』
「気づいたら、ビニール傘まで嫌で。」
『嫌い、がいっぱいなんですよ』
「そーだよなぁ、ごめん 笑」
『ほんとですからねぇー』
先生が、冗談っぽく笑うから、反抗する。
『それでも、寒さまで嫌いにならなかったし』
『…雨も、好きになりました』
「そう、よかった。」
『雷も、大丈夫になりました。いや、ちょっと怖いけど、』
「ふふっ笑」
『ビニール傘も、気づいたら使えてました。』
要するに、何がいいたいのだろう、みたいな顔をして先生は聞いている。
それでも、
『だから、最初はこれがトラウマだって、』
『最悪だ って思ってたけど。』
『幸せに変わったんです。それだけ 笑』
私は笑ってみた。
「よかった。俺のおかげ、か 笑」
『トラウマも、先生のおかげ、ですけどね』
「まぁまぁ、笑」
こんな風に、先生と2人きりで笑いあっているこの瞬間こそが、
幸せ と感じられる。