「もう大丈夫だからね」
・・・痛い…お腹空いた…
「あんたなんか産まなきゃよかった」母が私に放った最後の言葉だ。
私は生まれた時から母と2人暮らしだった。
母は1人で私を育てるため毎日働いていて1度も運動会などの行事に来たことも無く、私は学校で親がいない子としていじめられていた。
母が男の人を初めて連れてきたのは8ヶ月前、
「この人が新しいお父さんだよ」
初めてのお父さんとても優しそうな人でとても嬉しかった。そんな日も長くは続かなかった。
その男の人は1度も仕事へ行かずに家でゲームをしていた。母親がいる時はいい顔をしているが、私だけの時はゲームのストレスを発散するために私に暴力を振るう。その傷が学校の人にバレるのもすぐだった。
「その傷どうしたの!?」
担任が私の体を掴んで言った。
「…なんでもないです」
私はボソッと言った。しかし先生は「来て!!」
と言って保健室へ連れていき私を預けたあとすぐに走って行った。
7分ほどすると校長先生など偉い先生が5人ほど来て
私に話を聞いてきた。
その後このことは大事となりニュースでも報道されることになる。
母は男と別れたが仕事を失い外で出歩けなくなるほどになってしまった。
「あなたなんて居なければよかったのに、あなたが上手くやってれば 」
次の日学校から帰ると1000円と手紙が置いてありそれから母はかえってこなかった。
学校でもいじめられてる私はショックで学校に行けなくなったが何日も学校を休んでることもあり学校の先生がいえにきた。その時私はとてもやつれており先生は私に駆け寄ってきて抱きしめた
「もう大丈夫だからね」
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