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ジュリナが歌を歌っていると
手紙がきた。
「お嬢様今回は平和な依頼ですよ。」
「婆や見ちゃダメよ私には好きな人がいますだけどあの人には好きな人がいそうな気がして仕方ありません。」
ジュリナは微笑みながら人間になる薬を飲んだ。
「あなたが祐希奈ちゃんね。」
「はい…。」
「好きな人がいるんだ誰なのか教えてくれない?」
祐希奈は男の子に指をさす。
「敬君って言うんです。」
ジュリナは敬を尾行した。
「敬ーサッカーやろ!」
他の男子が声をかけた。
ジュリナがプランターに隠れて様子を見ていると祐希奈が出てきた。
「頑張れ!」
ジュリナは小声で言う。
「あ、あの!」
「何?」
祐希奈は緊張しながら
「敬君は好きな人いるの?」と聞いた。敬は迷わずに
「いないよサッカーやろ。」と言った。
ジュリナは安堵した。
「祐希奈ちゃん上手いよ!」など楽しそうな声が聞こえる。
「お役ごめんかな。」
ジュリナは安心して海に潜った。
「お帰りなさいませ早かったのですね。」
「子どもの恋路を邪魔したくないもの。」ジュリナはにんまりと笑った。
「バイバイー!」
祐希奈は敬たちとサッカーを終えジュリナを探したが姿がなった。
「お礼言いたかったのに…。」
祐希奈はしょんぼりとして
家路に帰った。
「お嬢様良いんですか。」
「探偵は出しゃばらないのよ。」
「そうですね。」
二人は笑い合った。