弐十キル
「好きでした」
「」←弐十
『』←キル
注意
ハピエンではない 。
1話完結 。
続きは書きません 。
それでもよければどうぞ 。
『ねぇ弐十くん 。』
「なに ?トルテさん 。」
『弐十くんってどんな子がタイプ?』
そう俺は彼に聞いた 。
「ん〜 、…ショートヘアの子とか?」
『…へぇ 〜 。』
「トルテさんは?」
「ん?あー 、ショートの子」
お前のことだよ 。なんて言えなくて 。
「へぇ ーー 、興味無いけど笑」
『なんで聞いたんだよ!!?』
「いや 、聞かれたら聞き返すでしょ」
『てかそれで言ったらお前は好きな人いんの?』
「ん〜?いるよ〜?」
は?誰 。
震えた声で俺は此奴に問いた 。
『誰が好きなんだよ 〜笑』
辛かった 。無理やり笑顔を作った 。
「ん〜秘密!笑」
「トルテさんは ?」
『俺 〜?いい女の子居ないからな 〜』
”いい女の子”は居ない 。嘘はついてない 。
「嘘つきが 。どうせいるんでしょ?笑」
『秘密 〜笑』
………俺きも 、
ー夜ー
『…っし 、』
俺は髪を切った 。
彼奴に好いてもらいたかったから 。
、まぁ意味無いだろうけど 。
ーーーーーーーーーーー
「あ 、トルテさんだ 〜!!」
散歩に外に出ていたら丁度トルテさんが居た 。
嬉しかった 。会えて 。
「……え?トルテさんだよね?」
『そうだけど』
「髪切ったんだ !いいじゃん !」
…なんで 、髪切っちゃったんだろ 。
…好きな人居てその人の好みに合わせた…とか?
…… 俺じゃないんだ 。
、いや …でも昨日 … 、ッ
「ぁ 、もしかしてさ 、俺がショートが好きって …」
『そんな訳ないでしょ 。ただの気分転換だよ気分転換 。』
…そうやって茶化すんだ 。
「…へぇ 、そっか 。」
俺は後ろを向いた 。
目から雫が沢山ででくるから 。
辛いから 。
『 、弐十くん帰んの?』
「ぅん 、なんかもう飽きちゃったや 、!笑」
泣いてるのをバレないように泣いてる声を押し殺して答えた 。
『 、そっか 。』
『 …弐十くん 。』
「 、なぁに ?トルテさん 。』
『嘘ついた 。 、俺 …好きな奴が言ってたから髪切った 。』
「そっか 。」
「ごめん 、俺もう帰るね ?」
『 、俺 …、ッ』
トルテさんの言葉を聞かずにすぐに俺は走った 。
”好きな人”居るんでしょ ?だったらその人のところに行きなよ …
好きでした 。トルテさん 。
せめて …”親友”として”相棒”としてはトルテさんの隣に居れますように 。
……何強がってんだろ 。俺
今でも好きだよ 。ずっと 。
ねぇ …
トルテさん … 、好きだよ 。
”恋人”として隣に居たいよ 。
”親友”や”相棒”じゃ足りないよ 。
……なんて言えたらなぁ 。
好きだよ 。トルテさん 。
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