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#こじあべ
ゆんしょ
38,533
#めめこじ
junp_
246
家に戻ると――
💙「そろそろ離して……!痛いっ!」
振り払うように腕を引く。
けれど、宮舘は離そうとしない。
♥️「……今まで、どこにいた」
💙「……」
♥️「浮気か?」
♥️「もう、誰かに血を与えたのか?」
その言葉に、胸の奥に溜め込んでいたものが、一気に溢れた。
💙「……涼太だって」
💙「他の人の血、吸ってるだろ!」
♥️「……」
💙「頼むから……」
💙「俺と別れてくれ」
♥️「……は?」
💙「もう、こんなところにいたくない」
そう言って、玄関へ向かおうとした。
その瞬間――
♥️「……どこにも行かせるかよ」
ぐいっと腕を引かれる。
そして――
鋭い牙が、首筋に食い込んだ。
💙「痛っ……!!」
容赦なく血を吸われる。
身体から力が抜けていく。
それでも、必死に抵抗した。
💙「やめて……!!」
💙「…痛いッ!!」
♥️「……っ」
一口、また一口。
そして――
宮舘の表情が変わった。
♥️「……お前」
♥️「味が……」
一瞬、言葉を失う。
そして、怒りを露わにする。
♥️「……ふざけんな!!」
♥️「…俺は、」
♥️「わざと、お前の血がまずくなるようにしてきたのに……」
💙「……は?」
理解できない。
♥️「相手は誰だよ」
💙「……っ」
♥️「誰に血を与えた?」
💙「……」
♥️「答えろよ!!」
再び、牙が首筋へ食い込む。
💙「やめて……ッ!」
💙「ぁ……っ……」
血を吸われすぎて、
視界がゆっくり暗くなっていく。
💙「……めぐ…っ………」
最後にその名前を呟いて――
渡辺は意識を手放した。
その瞬間。
――ドンッ!!
勢いよく玄関のドアが開いた。
♥️「……っ!?」
🖤「翔太くん!!」
床に倒れ込む渡辺。
その首筋には、明らかに大量の出血痕が残っていた。
🖤「……!」
目黒の表情が一瞬で険しくなる。
🖤「やはり……部長だったんですね」
🖤「翔太くんを苦しめていたのは」
♥️「……は?」
宮舘が目黒を睨みつける。
♥️「目黒……」
♥️「翔太の浮気相手は、お前か」
🖤「……」
♥️「なんでここが分かった」
🖤「何かあったときのために」
🖤「以前住んでいた家の住所を、翔太くんから教えてもらっていました」
🖤「それより、早く病院に連れていかないと……!」
目黒が渡辺へ駆け寄ろうとする。
しかし――
♥️「部外者は黙ってろよ!」
低い声が響いた。
目黒の足が止まる。
そして、ゆっくり宮舘を見据える。
🖤「あなたは、翔太くんのパートナーなんですよね?」
♥️「……」
🖤「それなら、どうして」
🖤「あんなに怯えた顔をさせてるんですか?」
宮舘の表情が揺れる。
🖤「吸血鬼だからって」
🖤「自分のほうが上だと思ってるんですか?」
♥️「……違う…」
♥️「俺は……」
拳を握りしめる。
♥️「翔太を愛してる」
🖤「……はっ」
目黒は、静かに息を吐いた。
🖤「とんでもなく歪んだ愛ですね」
🖤「翔太くんは……」
🖤「あなたのせいで、毎晩うなされてました」
♥️「……っ」
🖤「この家には帰りたくないって」
🖤「何度も言ってましたよ」
🖤「それでも、まだ分からないんですか?」
♥️「……っ」
🖤「もう、解放してあげてください」
その言葉に――
♥️「……だまれっ!!」
パシンッ!!
宮舘の手が、目黒の頬を打った。
🖤「……っ」
それでも目黒は、視線を逸らさない。
そのとき――
♥️「……っ!?」
パシンッ!!
乾いた音が、部屋に響いた。
今度は――
宮舘の頬に、平手が飛んだ。
♥️「……翔太……」
驚いたように目を見開く宮舘。
いつの間にかふらつきながら立ち上がっていた渡辺がいた。
💙「……はぁ……っ」
息を切らしながらも、
宮舘をまっすぐ見つめる。
身体には、もうほとんど力が残っていない。
それでも――
最後の力を振り絞って、
渡辺は宮舘にビンタをしたのだった。
💙「……もう、やめて……」
震える声。
それでも、その瞳にはもう怯えだけではない、
自分の意思で、この関係を終わらせようとする強さが宿っていた。
🖤「……翔太くん」
💙「……部外者は……」
息を切らしながら、
それでも、はっきりと言った。
💙「……部外者はあんただよっ!!」
♥️「……翔太…っ」
💙「俺の人生を……」
💙「俺の血を……」
💙「俺の気持ちを……」
💙「勝手に決めないでよ……!」
💙「俺は……もう……」
そこで力が抜ける。
🖤「翔太くん!」
目黒が慌てて身体を支える。
そのまま、渡辺は目黒の腕に身を預けた。
一方――
宮舘は、呆然とその場に立ち尽くしていた。
♥️「……俺は……」
震える声。
♥️「ただ……」
♥️「独り占めしたかっただけなんだ……」
血を与える側である人間は、
自分以外の吸血鬼にも
簡単に血を与えることができる。
宮舘は、それが怖かった。
人間の友達とつるんでいても、
「浮気なんて当たり前」
「他のやつにも血を与えてる」
そんな言葉を、何度も聞かされていた。
だから――
わざと冷たくした。
わざと傷つけた。
わざと、痛みを感じるように血を吸った。
そして――
翔太の血を、まずくさせた。
「こんなまずい血、俺くらいしか吸わない」
そう言い続ければ――
翔太は、他の吸血鬼に血を与えることはないんじゃないか。
ずっと、自分のそばにいてくれるんじゃないか。
そう思っていた。
それが――
宮舘なりの、
歪んだ愛し方だった。
♥️「……翔太」
けれど。
そんな愛し方で、
うまくいくはずがなかった。
♥️「……ごめん」
もう届かない言葉。
拳を握りしめると、
ぽろぽろと涙がこぼれ落ちた。
♥️「うっ……翔太……」
後悔しても、もう遅い。
──────────────
その頃――
🖤「翔太くん……」
目黒は、ぐったりとした渡辺を抱きかかえる。
🖤「……俺がそばにいるから」
そう呟きながら、 強く抱きしめた。
そして――
二人は、その場を後にした。
つづく。
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🖤のイケメン具合がもう惚れるて…💕💕 ❤️さん…逃げられた時点でもうアウトなのよ……。
歪みすぎ、、、🌹😭