阿部Side
阿「えっ、ほんとにまた買ったの!?!?」
目「楽しむなら思い切り楽しみたいでしょ?だから買っちゃった~笑」
驚く俺の目の前にあるのは蓮の背を超えるツリー。
いや、ラウールより大きいかも、?
阿「えぇ、笑」
目「一年に一回のクリスマスなんだから!」
まぁ蓮はイベントとか行事、好きだもんなぁ笑
去年もツリー買ってたし、笑
いつも全力で俺を楽しませてくれるとこ、かっこいいし好きだな
阿「そうだね!ありがとう、蓮」
目「え?なにが?」
阿「ふふっ、ん~ん、なんでもなぁい」
「へんなの」とか言いながら部屋を出ていく蓮。
すぐ帰ってきたと思ったら、次はでっかい段ボールをもってきた
阿「それは?なーに?」
目「これはね、飾り!」
覗き込むとこりゃまたびっくり。
去年よりもいっぱいキラキラとしたツリーのオーナメントが入ってた
阿「わぁ…!めっちゃ可愛い...」
目「これを今から付けていくよ」
こういうのはクリスマスのちょっと前に準備するものじゃないのかなとか思うけど、笑
蓮らしくていいね
B型っぽいとこでてるかも笑
目「じゃあこれ、はい」
阿「あっ、うん」
なぜか自分では付けず、一個ずつだけど全部俺に渡してくる。
これも楽しみの一つなのに
とりあえず受け取って、届く範囲にバランスよくつけてるけど…
目「じゃあ次は~、これかな」
阿「えっと、蓮は付けないの?」
目「一生懸命つま先立ちしてつけてる亮平が可愛くてさ。亮平がつけてるのを見るのが楽しいんだよ」
…俺とは違うとこで楽しんでるみたい
まぁいいや、蓮が楽しいなら笑
目「なんかさ、こうやって一緒に準備してるとこれまでのクリスマス思い出すよね」
あぁ、確かになぁ
今年が蓮と過ごす4回目のクリスマス
これまでの3回のクリスマスも、今になってはいい思い出だな
阿「だね」ニコ
阿「俺たちが付き合ったのもクリスマスだもん」
そう、記念日
今日は4年目記念日なんだ!
目「そうだね」ニコ
阿「あのときはびっくりしたな~、急に ”あべちゃん、俺と一緒にイルミネーション見に行きませんかっ、‼” っていうんだもん笑」
目「なんで一語一句きれいに覚えてんだよ、笑」(照
そりゃ覚えてるよ
好きな人から誘われたデートだし、笑
目「二年目は覚えてる?あ、これ次ね」
阿「ありがと。うん、覚えてるよ。蓮は?笑」
目「覚えてるよ笑 だってめっちゃ怒ってたもん笑」
一昨年のクリスマスはちょこっと喧嘩したんだよね
”絶対20時には帰ってくる”って言ったくせに30分くらい遅れて、俺が怒った
目「 ”仕事の都合もあるかもしれないけどっ、30分はないじゃんっ!俺寂しかったのに、だったら連絡くらいしてよ!” って言ってたよね」
阿「……蓮も一語一句きれいに覚えてんじゃん、」(照
目「あん時はさ、亮平の機嫌直すのに精いっぱいだったけどよく思い出したら可愛いこと言うな~ってずっと思ってた笑」
めちゃくちゃ甘やかしてくれたな~笑
それで機嫌を直しちゃった俺も単純だよ、ほんと笑
阿「去年は、サンタの恰好してたよね笑笑」
目「うわっ、あれまじではずいから言わないでよ…笑」
阿「えー?俺まだちゃんと写真フォルダの中に目黒サンタの写真いっぱいあるよ?笑」
目「消して…笑」
やだね絶対消さないもん
確か…ふっか?から渡されたサンタグッズを付けてた蓮は可愛かったし面白かったな~笑
めちゃめちゃスタイルいいサンタだったけどw
こうやって思い出すといっぱい思いであるなぁ…
どれもこれもいい思い出っ!
阿「そういえば、お互い名前で呼び始めたのも去年のクリスマスだよね」
目「あ~、そうだね。亮平の頼みだったっけ?」
阿「えっ、違うよ!蓮がどうしてもどうしても名前で呼んでほしいっていうから、お互いに呼び合うことを条件にしたんじゃん笑」
目「あ、言われてみれば。そうだね、俺からだわw」
阿「んもー笑 あっ、あとてっぺんの星だけなんだけど、、」
目「ん?うん、つけていいよ?」
阿「届かないっ…‼」
つりそうなほどに脚を延ばしても届かない
でかすぎでしょこのツリー、
目「あははっ、可愛いね。」
阿「そんなことはいいからっ、助けてよ…‼」
助けを求めると、フワッと宙に浮く俺の体
蓮に持ち上げられちゃった
目「はい、これなら届く?」
阿「当たり前でしょっ、」
目「もぉ笑」
無事付け終えるとストンと降ろされた
阿「よし…!できた!」
目「頑張ったね~」(頭撫
阿「んふふっ」
目「さーて、今年はどんなクリスマスになるだろうね?笑」
それは、まだわかんないけど。
こうやって蓮と一緒に入れるんだから、幸せなクリスマスになることは間違いないよね
コメント
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めめあべ 最高だぁね