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😱😱😱
桃眼の死神が呆れたように口を開く。
「あのね、ぼくが読みたいのは一次創作なの。そんなSNSのような内容なんて誰が読むの?」
「……誰って、わたしのフォロワーたちに決まってるでしょ」
「ふーん。そんな“つまんない投稿”を読むなんて暇人なんだね」
「つまんない……?」
「うん。つまんない。そんな投稿する暇があるならほかのSNSでやってよ」
冷たい視線を向けられ彼女は思わず後ずさりをした。
「小説を投稿する場であって、SNSじゃないんだ」
「……」
「きみ、規約違反をしちゃってるね」
顔出し、部屋の画像……。
「顔出しと部屋の画像を載せたらさ、住所が特定されるんだよ?」
「……」
「前に顔出しと部屋を載せたら、不審者が不法侵入したって事件もあるし」
「……」
「そういえばきみも顔出しをしたせいで、住所がバレて不審者が入ってきちゃったんだっけ?」
死神は嘲笑する。
「なんで知ってるの?」
「知っているよ。だってぼく──」
「知らない人間が目の前にいたら怖いよね〜」
「……」
「それがトラウマになって眠れない日々が続いたんでしょ?」
「……」
「きみの自業自得だから同情はしないけど」
「……」
「規約違反をすればそれなりの代償を支払うことになるんだよ? わかる?」
「……」
「都合が悪ければ黙り?」
死神はため息を吐く。
「ルールも守れないそんな悪い子は──」
この世にいらないんだよ