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どうやらTPで拠点に戻ってきたらしい。
歩みを進めるクロノアさんが向かっている場所が分かってしまい、本気で焦り始めていた。
「うそ、…嘘嘘嘘…!、っ、クロノアさん…っ!」
「ダメだよ。トラゾーは自分の可愛いさに気付かなさすぎなんだから。俺らはそれを君にわからせなきゃいけないんだ」
「ぅわっ」
ベッドに下ろされる。
それぞれの色をつけて横並びにしているベッドに。
「ま…待って…ホントに、」
どうしてこうなったとしか言えない。
普通に鉱石掘りして、他愛のない話をしてて。
いつの間にか不穏な方向に話がいっていて。
焦っている内にこんなことになっていて。
「待てないし、俺ら充分待ったよ」
上の服を脱いだぺいんとはそれを床に投げ捨てた。
「ぺいんと…ッ」
「トラゾーには俺らにどんだけ好かれて愛されてるかを身体に教え込んでやるからな」
入り込む手を掴もうとしたら、両手を両脇から掴まれた。
「ぇ…」
左手をクロノアさんに。
右手はらっだぁさんに。
「細いねー」
「鍛えててもこういうとこには筋肉はつかないんだね」
黒のシャツをたくし上げられる。
「いやぁ、細マッチョ。綺麗な筋肉のつき方だな」
そう言って腹筋を撫でる。
「ひぅ…っ」
「びくついてんな」
「腰細」
「ちょうどいい細さじゃん。あんま細すぎると折りそう」
ぺいんとに胸を撫でられて、らっだぁさんにされたことを思い出す。
「ゃ、だ…」
「トラゾー、本気で嫌なら俺のこと蹴飛ばしていいんだぞ」
手を止めて俺をじっと見るぺいんと。
「そ、そんなの…できるわけ…」
大切な仲間にそんなことできない。
もしものことがあったら。
「……だから、そういう甘さがお前の強みであり弱みなんだよ」
「ひぁ、」
「普通は抵抗すんだよ。でも、俺らに怪我とかさせたくないって自己犠牲で受け入れようとしてさ…」
腸骨あたりを強く押されてびくつく。
「……変なとこズレてて、マジでバカ可愛い」
ズボンも何もかもを脱がされ、残っているのは中途半端に手首のところでぐしゃぐしゃになった上の服だけだった。
「お前のカラダに教え込んでやるからな」