💛お前!!ぶっ殺すぞ!!!
佐久間に続いて、岩本が雄叫びと共にAに飛びかかった。
そして、その屈強な腕でAの体を軽々と持ち上げると、ドン!と凄まじい音を立てて壁に叩きつける。
A「がはっ…!」
完全に動きを封じられたAの懐から、目黒が素早くスマホを奪い取った。
指紋認証もパスコードも、力ずくで解除させる。
その間に、阿部が自分のスマホの画面をAの目の前に突きつけた。
そこには、先ほどの楽屋内での、Aが康二に暴力を振るう一部始終がはっきりと録画されていた。
ドアの隙間に、巧妙に隠しカメラが仕掛けられていたのだ。
💚…おい。この動画、お前の写真と一緒にネットに流されたいか?
阿部の、温度のない声が響く。
A「やめろ…!ふざけんなてめぇ!!」
Aが、最後の悪あがきのように喚き散らす。
💚もう今更だろ?とりあえず、この動画と康二の写真は事務所の社長に提出する。
💚それから、もちろん警察にもな。
お前の人生はもう終わりだよ
阿部の冷徹な宣告に、Aの顔が絶望に染まっていく。
それを見ていた目黒が、ついに堪忍袋の緒が切れたように、握りしめた拳を振り上げた。
🖤こいつ…っ!!
今にもAの顔面に叩き込まれようとした、その拳。
しかし、その拳がAに届くことはなかった。
🧡…だめ…!めめ…!やめて…
弱々しい、掠れた声。
深澤の介抱を振り切って、いつの間にか立ち上がっていた康二。
目黒の腕を、その震える両手で弱々しく掴んで、静止していたのだ。
服を着せてもらい、ジャケットを羽織ってはいるものの、その顔は青白く、立っているのがやっとの状態なのは誰の目にも明らかだった。
それでも彼は、自分のために怒ってくれている親友の手を、必死に止めようとしていた。
コメント
3件


ひゃ~。康二君めめの怒り止めちゃったぁ~。 どうなるどうなる 続き楽しみに待ってます

みんな優しさの塊だー! さぁこれからAをどうしようか 続き楽しみ!