れとさぁぁん
14周年おめでとぁあ!
ということでかきます((勉強しろ
↓
rt視点
2022年12月2日。
俺は実況を始めて14年目になった。
おめでたいのかおめでたくないのか分からない。
ここまで長く続けていると感覚が麻痺してきてしまっている。
特に祝う訳でもなく、ただただ普通の日々を送るだけ。
実況者友達からはおめでとうとメールがきている。
それにありがとうと返事をし、いつものように実況を撮ろうとした。
その時。
ピンポーン
玄関のチャイムが鳴った。
配達も出前も頼んでないはずなのに、、、
もしかして詐欺師?不審者?
インターホンの画面を見ると、
実況者友達の1人である、キヨくんだった。
キ「よ、寒いから早く入らせて」
「は?何、どうしたん急に」
キ「家の鍵忘れたんよ、早くして」
「はぁ、、、分かったよ、、、」
キ「あぁ、、、助かったぁ、、、」
「なんで家の鍵忘れたん?」
キ「いやー、なんでか分かんないんだよね、」
キ「完全にド忘れしてたw」
「なんやねんこいつw」
「、、、そんなに急用やったん?w」
キ「、、、、、、まあね、」
晴れていた笑顔が急に暗くなった気がした。
悩み事でもあるんだろうか。
後で聞いてみようかな。
「ねぇ、俺まだ夕飯食べてないんだけど」
キ「うん、俺も」
キ「、、、何、奢ってくれんの?」
「んなわけないだろあほ」
「出前頼むけどなんかいる?ってこと」
キ「ん〜、、、じゃあこれがいい」
「分かった、後でお金返してな」
キ「えぇ〜、、、」
「な?^^」
キ「わかりました」
出前待つ間に実況を撮ることにした。
今日のキヨくんは何をしても上手くいかなくて、
機材セットしてる時も、ゲームしてる時も。
なんか、、、なんて言うんだろう。
緊張、、、?
少し体が震えているようにも見える。
俺に会うのに緊張する、、、?
10年くらい一緒にやってきたのに?
お互いのこと、誰よりも知ってるはずなのに。
そう思うと、俺も上手く笑えなくなってきたし、ゲームにも集中できなくなってきた。
ピンポーン
出前のチャイムが聞こえて、インターホンへ向かう。
「はい、」
キ「やった〜」
キ「レトさん、酒は?」
「はぁ?俺飲めないからないよ?」
キ「はぁぁ、、、レトさん、自分の家の収納くらい少しは確認しなよ〜」
「え?」
キヨくんはキッチンに行き、冷蔵庫の横にある小さな収納に手をかけた。
ま、、、まさか、、、
キ「じゃーん」
キ「こんなとこにビール」
なんでそんなとこに、、、全然気づかなかった、、、
「なんで、、、」
キ「うっしーとガッチさんでね、ここにビールためてレトさんちでも飲めるようにしようって」
「ばかっ」
キ「はいはい、」
あんなとこにビールがあるなんて、、、
キ「じゃ、いただきまーす」
「、、、いただきます」
キ「はぁ、食べた食べた」
キ「これ結構ボリュームあったわw」
「ねw写真と全然違ったねw」
しばらくの沈黙が過ぎた。
それを切り裂いたのはキヨくんだった。
キ「あの、さ、」
キ「レトさんって、好きな人とか、、、いるの?」
突然の問いかけに硬直してしまった。
一応いる。
そう、目の前にいるキヨっていう人。
初めてイベント開催した時からずっと。
絶賛片思い中なのだ。
「いる、よ」
キ「、、、!そ、っか、」
キ「、、、それって、どういう人、、、?」
どういう人と言われると、、、答えずらい。
なぜならお前だからだよ、、、。
「えっと、、、誰に対しても優しく接して、周りから慕われてる人」
キ「、、、へぇ、、、いい人だね、その人」
「ま、まぁ」
恥ずかしくて、溶けそう。
顔は赤くなってないだろうか。
心臓はもうバックバクだ。
キ「今日、14周年だよね、?」
キ「おめでとう、」
「ありがとう」
キ「プレゼント買ってきたんだ」
キ「はい、」
渡されたものは、
「ゆびわ、」
キ「うん、」
キ「、、、俺とお揃い、ペアリング。」
キ「レトさん、俺と付き合ってくれませんか」
夢なのではないか、
こんなに都合のいい話、聞いたことない。
たとえこれが夢だとしても、俺はキヨくんと付き合えるんだ。
返事はもちろん、
「よ、ろしくおねがいします、」
手を握るとペアリング同士がかちりと音を鳴らした。
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両片思い最高。
動画見ました。
新しいドット絵可愛かった。
コメント
4件
両片思い素晴らしい! レトさんおめでとうございます
両片思いってある意味お互いがすれ違うから好き😇🙏💓💞