停電が怖いレトさんの話。
季節外れの台風ネタです。
なんという季節感の無さ、、、
Rは入れないつもりだけどそういう表現はあります。
↓
ky視点
ビュゥゥゥ
この風の音でお分かりだろうか。
そう、今台風が近づいてきているらしい。
今レトさんと2人で実況撮ってたんだけどね、電車止まっちゃって、レトさん帰れないわけよ。
だから俺の家に泊まることになった。
いや嬉しいね、久しぶりに恋人と過ごせるんだもん。
最近お互い忙しくてすれ違ってたから一緒に遊んだりとか出来てなかったんだよね。
んで、今の話に戻ると、今どっちが先に風呂入るかという問題に直面している。
「レトさん先入りなよ」
レ「、、、っ!いやや、キヨくんが先入り?」
「一応客なんだからさ、、、一番風呂がいいっしょ?」
「今からもっと雨風酷くなるよ?」
レ「っ、、、わかったからっ」
レ「はぁ、、、服は?」
「脱衣所の2番目の棚に入ってる」
「長袖がよかったら3番目」
レ「わかった」
え、え、まって、レトさん今日俺の服着るの??
めっちゃすんなり答えちゃったけどよく考えたらそうなるよな、、、
やっば、まじかよ、早く見てぇ。
カーテンと窓を少しだけ開けてみる。
部屋の中にある観賞用の植物が音をたてて揺れた。
やっぱ暴風警報出てるだけあって風すごいなぁ、、、
これはさすがの俺でも少し怖いかもしれない。
、、、レトさんが出てくるまでドラマ見るか。
ーーー
ドラマを見始めて15分後くらい。
窓は音を立て、外からはゴォォという音が聞こえてくる。
これはひどいな、と思った時、
パッと部屋中の電気が止まった。
外にある電線が断線したのだろうか。
カーテンを開け外を見ると、周りの家も、街灯も、全て消えていた。
あ、レトさん風呂、、、
突然だから怖いはず。
俺は風呂場に走る。
「レトさーん?!」
「大丈夫、、、」
レ「キヨくんっ!」
レ「どこっ?どこにおる?!」
レ「こわい、、、っ」
「ここここ。」
スマホのライトをつけるとレトさんの姿が。
うっわぁ、、、これは目に毒だ、、、。
目の前にいるレトさんは、もちろん服は着ておらず、風呂入ってたから体濡れてるし顔赤いし、怖かったのか少し目がうるってしてるし、、、
完全に、、、事後みたいなもんじゃん、、、
1ヶ月前のことを思い出してしまった。
やべぇ、、、耐えろよ俺の息子。
レ「、、、っ///」
レ「見られると恥ずかしいんやけど、、、?///」
「っ!!ごめんっ!」
「体冷えるよ、服着て、」
レ「、、、ん、」
「俺後ろ向いとくわ」
あぁぁあ!!
ガン見してたのバレたぁぁっ!
だってえっちいんだもん。
えっちいのが悪いねこれは。
「着替えれた、、、?」
レ「うん」
「、、、」
夏とはいえ、夜は少し肌寒いから長袖を選んだんだな。
んー、、、サイズ合ってなくて萌え袖なの可愛いなぁ、、、
「ちょっと俺ブレーカー見に行ってくるわ」
レ「ぇ、、、!やだ、いかないで、」
レ「ひとりに、しない、で、」
「、、、!」
普段キリッとしてて男前なとこもあるけど今はそんなところみじんこも感じられねぇな。
俺にしかしない顔。
俺しか見れない顔。
うわ、独占してるって感じがする。
「でもブレーカーぶっ壊れてたら電気つかないよ?」
レ「、、、別に、俺の家じゃないからええもん」
「おいおい辛辣かよ」
レ「、、、だから、今は俺のそばにいて、」
普段デレないレトさんがデレるなんて珍しいしめっちゃ可愛い。
辛辣さは変わんねぇけど。
「はぁ、、、わかったよ、、、」
「とりあえずソファー行こ?」
「立てる?」
レ「、、、俺腰抜けたから立てない」
レ「おんぶして」
なんだこの可愛い生き物は!!
確かに腰抜けてるなーと思ったよ!
おんぶしてって言われると思ったよ!!
「わかったわかった」
「っしょ、、、」
「レトさん軽いね、ちゃんと飯食ってる?」
レ「な、、、食べてるわ!」
ーーー
ゴォォ、、、
風すごいなぁ、、、
レトさんは俺の腕をつかんで震えている。
まぁ久しぶりにこんなにでかくて強い台風来てるんだもんな、そりゃ怖いわ。
震えてると思ったら今度は眠いのかコクコク頭が動いている。
「眠い?」
「ソファーで寝る?ベッド行く?」
レ「んぅ、、、ここでいい、、、」
「わかった」
「おやすみレトさん」
と言って膝枕をし、震えている頭を撫でる。
あー、、、ブレーカー見に行きたい、、、
、、、まぁいっか。
時間が経たないうちにレトさんの震えは止まり、すーすーと寝息をたてている。
それを見て安心したのか、俺もいつの間にか意識を手放していた。
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低浮上とか言いながらめっちゃ浮上してんの笑える。
コメント
2件
弱々しいレトさん好物です。(真顔)