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「妖夢〜 お腹減ってきちゃった〜」
幽々子とそのお腹の音が妖夢を呼ぶように言う
「…お昼に牛丼を十杯程食べた筈ですが、
あれでも足りなかったと言うのですか?」
そうそうと言わんばかりに頷く幽々子
「分かりました ドーナツを揚げて参りますね」
こんなことは白玉楼では日常茶飯事
妖夢は少し笑いながらせっせと
ドーナツを揚げている。
ー約1時間後ー
「幽々子様 ドーナツが作り終わりましたよ」
妖夢の手元には見てもわかる、
絶品のドーナツが山のように重なっている
皿があった。
「いただきます」
そう手を合わせれば 丸1日何も食べていない
ライオンのように幽々子はドーナツを
次々と食べていった。
しばらく幽々子がドーナツを食べていると
最後の1個で幽々子の手がピタッと止まった、
「あれ、幽々子様食べないのですか?」
「最後の1個だけど、妖夢が食べていいわよ、
「えっ?なんでですか?」
「だってこんなに美味しいドーナツを 私1人で 食べるのなんて 悪いわよ〜」
そう言い、ドーナツの皿を妖夢に差し出す。
妖夢の表情はパァーと明るくなり
自分で作ったドーナツを食べている妖夢を見て
幽々子は満足そうに微笑む、
半霊達も、幸せそうな2人を見て楽しそうだ。