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※この物語はフィクションです。
実在の人物及び団体などとは一切関係ありません。
〈Case 16@逃亡〉
「 佐田 誉(ほまれ)、殺人未遂の現行犯で緊急逮捕する」
いま、なんていった?
呆然と立ち尽くす。
まるで脳と身体を繋ぐ信号が途絶えたように、立ち尽くすことしかできなかった。
手足の先から冷えていき、感覚が鈍く、遠くなっていく。
目の前で起こっていることが、遠くで起きているように感じられた。
羽鳥さんがうちへ上がり、慎重に俺の方へとやって来る。
羽鳥さんのいつもの定位置は調の隣りで、俺の斜め前。
面倒見がよくて、うちに来るときはいつもなにかを持ってきてくれていた。
羽鳥さんが俺の肩を叩く。
「署でちゃんと、話聞いてやるから」
羽鳥さんは屈んで、花島の呼吸を確かめながらスマホを耳に当てた。
花島、重傷、包丁、*********************
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