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一日に何話とうこうするのか…すごい、ありがとね
壊れた君を救うまで 8
「……そっか。痛くないなら、よかった」
らんはそれ以上首の痕を追及せず、すちを安心させるように一度部屋を出て、冷たい水の入ったコップを持って戻ってきた。
ベッドから少し離れた椅子に座り直し、ゆっくりとコップを差し出す。
「はい、お水。まだ上手く手が動かないかもしれないから、ゆっくり飲んでね」
「……あ、ありがとうございます……」
すちは包帯の手で恐る恐るコップを受け取り、一口ずつ喉を潤した。
冷たい水が染み渡ると、少しだけパニックが落ち着いていく。
「少し落ち着いた? ……じゃあさ、お互いお隣さんなのに何も知らないのもあれだし、ちょっとだけ自己紹介しよっか」
らんはすちを威圧しないように、ふわりと優しく微笑んだ。
「俺の名前は『らん』。ここのシェアハウスのリーダーみたいなことをやってる。すち、って呼んでもいい?」
「……うん。すち、です。高校生……です」
すちはコップを握りしめたまま、小さな声で答える。
まだ男の人が怖くて身体は震えているけれど、らんのどこまでも穏やかな態度に、ほんの少しだけ警戒を解いていた。
「すち、ね。よろしく。……あ、俺のことは普通に『らん』って呼んでくれていいからね」
「らん……くん……?」
「うん、それでもいいし、もっと呼びやすいのでもいいよ?」
すちは少し考えてから、らんの優しくて包み込んでくれるような雰囲気が、昔どこかで聞いた、温かい響きに似ている気がした。
口元をもごもごと動かしながら、上目遣いで、消え入りそうな声で呟く。
「……じゃあ、らんらん……?」
「っ……!?」
らんの時が止まった。
いつも冷静沈着なリーダーの顔が、一瞬で驚きと、それから形にできないほどの愛おしさでクシャッと歪む。
「……らんらん、か。うん、すごく嬉しい。そう呼んで」
らんは、胸の奥から込み上げる愛おしさを必死に噛み殺しながら、限界まで優しく目を細めた。
すちくんが無自覚に放ったその可愛い呼び方に、完全に心を撃ち抜かれてしまったのだ。
「すち、これからよろしくね。朝になったら、さっき君を助けた『こさめ』や、他のメンバーも紹介するから。みんな、らんらんと同じで、すちの味方だからね」
次回♥️420💬1
コメント
5件
きゃーーー!!!らんらん呼びが尊すぎて死ぬかと思った!!!😭💕💕 すちくんが包帯の手でコップ持ってる姿も、上目遣いで「らんらん…?」って言っちゃうところも全部愛おしすぎる…!らんの時が止まる感じ、完全に一目惚れからのギャップでやられたね…!こさめくんもこれから出てくるの楽しみすぎる〜!🫶💖