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実シ兄者BL妄想まとめ

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実シ兄者BL妄想まとめ

1 - 1.kyordkyo

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202

2025年06月12日

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久しぶりの方はお久しぶりです初めましての方は初めまして。翠雨改め雨です。最近実況者熱が再燃してきてもう一度書いてみました。ぱっと浮かんだものをざっくり文章にしただけなので、どこか誤字脱字やおかしな表現があったら指摘していただけたら嬉しいです。

あくまでこの作品は二次創作でありご本人様方とは一切関係ありません。「お互い好きであることはバレてるけどなんとなく決定的な一言が言えずずるずる来てる」二人を先にイメージしておくと読みやすいと思います。

長くなりましたが、ぜひ少しでもお楽しみいただけたら幸いです。

───────────────────────

ガラリ、と窓を開けるとそれまで部屋の中に充満していた蒸し暑い空気が出ていき代わりに涼しい夜風が頬を撫でる。が、逆にそれが俺の機嫌を悪くした。

「あっち〜〜……んだよ外の方が涼しいじゃねえかよ、こんちくしょう」

「こんな時期にお前ん家のクーラー壊れるとは思わんかったわ……日頃の行いちゃう?」

「おい。ならお前のせいでもあるぞ」

きょーさんは俺よりも不機嫌そうにタバコを取り出し咥えた。フーッと吐き出された煙がちょうど吹いた風に流されてどっかにいった。

今の会話から分かると思うが、なんとこの季節に、本格的に暑くなってくるこの時期にらっだぁ家のクーラーが壊れたのである。ふざけんな。

「はぁ、俺ここでお前と一緒に死ぬんかな…」

「勝手に俺も巻き込むな。死ぬなら一人で死ね」

「それなら俺お前の目の前で死んだる」

「ハーーーお前がその気なら俺はお前と一緒に死ぬ」

「おめぇこそ俺を巻き込むなよ!」

若干眉根を寄せたきょーさんを少〜しだけ愛おしく思いながら、ついでにもう一つ聞いてみる。

「実際さぁ、俺ときょーさんが一緒に死ななきゃいけない状況になったらどうする?」

「…なんやねんその状況。二人ともなんとか回避する選択肢ないんか」

「ない」

「マ?」

「マ」

「……あ〜〜、まぁ、お前なら別にいいけどな。あ、でもお前の方が先に死んで!俺お前よりは一秒でも長生きしたいから!」

「しょ〜〜もなっ!!!」

こいつガキかよ!俺のこと好きならそこは同時にとか言えよ!

と思いながらもそのしょーもないどうしようもない所もこいつならな〜と思ってしまい、「恋は盲目」ってこれだな……と人生で初めて実感する。

「…ちなみにさぁ、なんで俺より長生きしたいの?」

「……だって、俺お前の最期看取りたい」

きょーさんはそれまでの口の悪い大人の声から駄々をこねる寸前の子供の声みたいになる。こいつもしかして俺に隠れて酒飲んでたのか?

「俺がお前の最期看取ったら、お前の最後の視界に入るのって俺やろ?それってなんかよくない?」

「うわキショ……」

「キショ言うな。そんなん言うなら前言撤回するぞ」

「あーーそれはやめて。ちょっと嬉しかったから」

「なんで嬉しいん?」

「えーーーいやさ、ほら、死ぬ寸前自分の人生振り返って、最後に一番大切な人の顔見て死ねたら気分よくない?」

と、まで言い終えて、俺ももしかしていつの間にか酒飲んでたっけと思い返した。うん、飲んでない。今日の俺はコーヒーと午後ティーしか飲んでない。

案の定というか、きょーさんは珍しく少し頬を染めて「……ホンマお前、俺のこと好きやな」と照れくさいのかおどけるように言った、

うん、好きだよ。お前のこと。お前もほんとは俺のこと好きでしょ?バレバレだよ。

という言葉が脳内を走り抜けていって言うかどうかの最終決定が行われて結果、今回もやっぱり言わないことになった。

あ〜あ、俺たち両思いなの分かってんのにね〜。な〜んかお互い「好き」って言えないよね〜大の大人なのに。思春期みたいなことしてる。

そんな事思いながらきょーさんの目を見ると、バチッと目が合って、ふはっと笑った。いつからか持ち込まれてた灰皿にタバコを押し付けた。その瞬間衝動的に「好き」の言葉が舌の根っこまで出てきて、なんとか止める。

「……俺たちもういい歳なのになぁ、何してんのやろな」

「ほんとにねぇ〜……ねえ、つか今何時」

なんとなく流れ出した微妙な空気を変えたくて話題を逸らす。そんな遅い時間じゃなければ俺、どうせだしやりたいことがあるのだが。

「あ?ん〜っとねぇ……十二時半」

「よっしゃ、二十四時間営業のスーパーあるよな。タコ買いに行こう」

「タコ???こんな時間にタコパでもするつもりか」

「天才。そう、タコパする」

「はぁ?訳分からん。行ったとてこんな時間だしタコあるか分からんで?」

「いいよ、なかったらタコ無しタコ焼きするから」

「…はっ、バッカみてぇだな」

「でもきょーさんなら付き合ってくれるでしょ?」

だってきょーさん俺のこと、本当はど〜しよ〜もなく好きだもんな。

そう思いながらニヤニヤしてたらあからさまに「ハァ……」とでっかい溜め息をついて、

「…しゃーねぇなぁ。ひっくり返すのお前がやれよ、俺手伝わねぇからな」

と答えた。

「よっしゃーーーじゃあ行くぞーーー!!!」

俺たちいつになったらお互い好きって言うんだろうなぁ。もしかしたら案外タコ焼き食ったら言えるかもしれない。

まあ、しばらくは思春期みたいな恋愛すんのも、悪くはないだろ。

俺はそんな事を考えながら、ちょっとは蒸し暑さも和らいだ室内で、買い物に出る準備を始めた。

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