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アズールの街を出て、山の麓に向かって馬を走らせる。
私が過ごした家は小川が流れる自然豊かで静かな場所に建っている。庭には花が咲き、春になると森の動物たちが訪れ、鳥のさえずりが聞こえる、とても美しいその場所が、私達家族が過ごした家だった。
父が死罪になり、母が身体を壊し亡くなって、ここを離れてから10年。
午後の柔らかな風に揺れる草木が日の光でキラキラと輝く光景は、あの頃と変わらない美しさで、懐かしさと感動を同時に覚え、胸がぎゅっと熱くなる。
「アッシュ様、そこの丘を越えればもうすぐです」
「ああ、行こう」
スピードを速め一気に丘を駆け抜けると、木々の間から建物が見え隠れする。
ソワソワとする心を落ち着かせながら近づくと、そこには目を疑うような光景が広がっていた。*********************
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