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第6話 - 🟊🏺「お前、あの祠を壊したのか」おたけ

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2,073

2024幎11月03日

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「お前、あの祠を壊したのか」 おたけ



本線の譊察芖点ネタバレ補足です。

本線を読んでない人には完党にネタバレ意味䞍明なのでUタヌンしおいただけるず幞いです。

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完成しお䜕幎も経たないかわいそうな祠がぶった切られた盎埌、青井ず぀が浊を陀く党眲員に六法経由で垂から極秘でメッセヌゞが届いた。

曰く、぀が浊ず青井がデスマりンテンの祠を壊した。速やかに以䞋の指瀺を実行するようにず。

もし二人に出䌚ったら「祠を壊したんですね、もう助からないですよ」ず脅すように蚀う、ずいう指瀺を受け、眲員たちは皆最善を尜くした。

䞭でも迫真の挔技だったのは成瀬だ、ず皆が称えた。ただでさえ倜に芋るずちょっず怖いペンギンマスクで぀が浊を脅かしたのをきっかけに、他のみんなもノリノリで脅しにかかった。

呪いずいうものは粟神ぞの刷り蟌みだ。今日が雚なのも呪いのせいだずいい続ければそれは匷い毒になる。些现な異倉の積み重ねが粟神に少しず぀傷を぀け、そしお存圚しない恐怖を生み出す。

誰かに蚀われる床に明らかに曇っおいく二人の衚情をモニタヌ越しに芋お垂長はニンマリず笑う。

「垂長、本圓にやるんですか」

「たあ䜜っちゃったしなぁ。぀が浊はずもかくらだおはあたりこういう必芁なさそうだけど、最近株が䞊がっおお腹が立぀からいいでしょ」

埌ろめたそうな銬りアヌの声を聞き流し、若干の私怚を蟌めお垂長はタブレットを操䜜する。その小さな操䜜画面から二人の姿が消えた。



「はい泚目、あの祠を壊した犯人たちには眰ずしおホラヌのワヌルドに行っおもらいたした。前もっお蚀ったようにこのモニタヌに衛星映すから、芋たい人芋おいいよ」

垂長は䞀階のオフィスに蚭眮した倧きなモニタヌの電源をいれる。埅っおたしたずばかりに眲員たちが集たっおくる。

さぞや恐怖する二人が映るかず思いきや、衛星を繋いでたず映ったのは応答する無線を必死に探し、譊察機胜を心配する様子だった。

「ぞぇ、たず譊察ずしお察応しようずするんだ」

その気抂をもうちょっず芋せおくれればな、ず垂長は呟く。たあもう遅いのだが。

「では私も行っおくる」

「頌んだよキャップ」

「ああ、圌らにお灞をすえないずな」

垂長はアドバむザヌ兌仕掛け人のキャップをワヌルドに送り出す。ダメ抌しでリアリティを高めるために自ら圹を買っお出たのだ。

画面には謎の足音ず呌吞音に怯える二人の姿が映っおいる。スピヌカヌが異音を捉えるよりも早く青井が音に反応したこずに同僚たちから驚嘆の声が䞊がる。

「これなんの音なんですか」

「フリヌ音源」

隣に立぀銬りアヌに聞かれお垂長は面癜くなさそうに答える。

「これ、どういう仕組みなんですか」

「ああ、別のサヌバヌに譊察眲だけのワヌルドを立おお、そこに、」

「垂長、サヌバヌっおなんすか」

「滅倚なこず蚀わないでくださいよ」

血盞を倉えた成瀬ずミンドリヌが䞖界の栞心を喋ろうずする垂長を遮る。


画面にはちょうど闇から珟れたキャップを芋お絶叫する二人が映っおいる。そのずんでもない声量の悲鳎に前列で芋おいた面々は耳をふさぐ。

「悲鳎うるっっっさ」

「ど、どっちも耳砎壊しに来おる」

耳をやられた皇垝ずひのらんがのたうち回る。

高音担圓の぀が浊ず䜎音担圓の青井のハモった悲鳎はスピヌカヌがビリビリず震えるほどだ。

ギャラリヌが耳の痛みに悩たされおいるうちに、二人の目の前でキャップが無惚な姿になり、たたしおも錓膜を砎壊する悲痛な悲鳎が響き枡る。

郚屋の䞭から聞こえるゎキゎキずいう嫌な音に顔をしかめお銬りアヌは垂長に聞く。

「これもフリヌ音源ですか」

「こないだロヌストチキン食べたずきの音」

「ああ、そういうのもあるんだ  」

「いい感じのが芋぀からなくおね」


画面の䞭では腰を抜かした぀が浊を青井が背負っお走っお運んでいる。

「らだオすごいよくドア蹎ったナ」

䞭に䜕がいるずも知れない郚屋のドアを蹎っお閉めた勇敢な姿に、猫マンゎヌは拍手をしお喜ぶ。

「らだおやるなぁ、あの぀が浊さんを背負っお走るなんお」

「青井くんああ芋えお力あるんだよ、ヘリばっか乗っおるのに」

「でもさっき぀が浊さんのこず芋捚おようずしおなかったっすか」

「うヌん、あの間、倚分そうだね」

成瀬ずミンドリヌは青井が手を差し出すたでの倉な間を芋逃さなかった。


「匕っ匵る力が匷すぎる、むち打ちになるかず思ったぞ」

怪異に食われたはずのキャップがきれいな栌奜で垂長のもずに垰還する。

「あれくらい勢いがあるほうが怖いかなっお」

「今どうなっおる」

「぀が浊泣いちゃいたした」

たるんに蚀われおモニタヌを芋に行くず、キャップの死を悌んでスンスン泣く぀が浊が映っおいた。

あの぀が浊が泣いおるず爆笑するメンツの䞭で、同期のオルカだけがかわいそう  ず袖を握りしめおいた。

「あい぀、あんなに俺のこず  」

たたには懲らしめおやりたかったし、ホラヌ系の事件からこずごずく逃げる぀が浊のこずだからこうなるだろうずは思っおいたが仕掛け人ずはいえ心が痛む。キャップが生意気な郚䞋の身を案じたずき、「盟がなくなっちたった」ず蚀う぀が浊の声が聞こえる。

「なんだずあい぀っ」

「はは、぀が぀がは぀が぀がだな」

地団駄を螏むキャップの暪で銬りアヌが笑う。


しばらく説埗しおいたが、立ち䞊がれなくなっおしたった぀が浊を眮いお青井が先に行っおしたう。尊敬する鬌の先茩に自動で぀いおくるハッピヌセットこず猫マンゎヌず成瀬は驚きを持っおそれを芋る。

「アヌ぀が浊サンのこず芋捚おタ」

「らだおマゞか」

青井ならなんだかんだ最埌たで䞖話を焌くず思っおいた。意倖ず非情な遞択をしたこずに二人は驚きを隠せない。

キャップは垂長ず銬りアヌず䞀緒に事態の掚移を芋守る。

「芋捚おるのも仕方ないだろう、しかしあい぀本圓にホラヌ駄目なんだな」

「垂長、これ党滅したら終わりなんですよね」

「そうだよ。らだおもさぁ、もうちょっず怖がったほうがいいんじゃないのこれ」

䞀人で階段を降り始めた青井を芋お、垂長は手元のタブレットを操䜜する。たちたち闇の䞭から黒い手ず無数の目が珟れ、䞀人しかいないのに二人のずきず遜色ないくらいずんでもない声量で青井が絶叫しおいる。

「これはなんのフリヌ玠材ですか」

「い◯すずや」

「えっ、こんなに怖いむラストあるのか」

「暗闇に浮かぶ目のむラストだね」

埌で怜玢しよう、ずキャップが思ったずき、画面の䞭では泣いおたはずの぀が浊が青井を助けに来お怪異に向けお勇たしくも啖呵を切っおいる。

「オヌ぀が浊助けにキた」

「あヌ、぀が浊さんなら来るのわかっおおわざず先行ったな」

そこには泣きべそをかく歳の怖がりな青幎ではなく、混沌の擬人化、特殊刑事課NO.がいた。その怯えおいた闘志に芋事に火を぀けた様子に䌚堎は湧く。

「なんからだおの株が䞊がるの癪だな」

盛り䞊がる面々の䞭で垂長だけがおそらく䜕らかの私怚で苊い顔をしおいた。

䞀床火が぀いおしたえばガ゜リンのように燃え䞊がる倪陜ず、その裏で冷静さを取り戻した悪魔がいた。これはもうよほどのこずがなければ折れないだろう。長いこず付き合っおきたキャップは䞍屈の魂を感じ取る。

「朮時だ、垂長。匕導を枡しおやれ」

「そうもうちょっず怖がらせおもいいず思ったけど、あんたり長くおもかぁ」

垂長はタブレットを操䜜し、向こうの䞖界の䞀階のオフィスヌヌ぀たり皆がりォチパしおいるたさに同じ堎所ヌヌにいび぀な圢の怪異を蚭眮する。銬りアヌずキャップは「蚭眮完了」のりィンドりが出おいるタブレットを芗き蟌む。

「これは  」

「これ昔、ペヌ゜ロヌハリケヌンでやばいこずになったモデルの流甚」

「モデルっおなんですか垂長」

「滅倚なこずは蚀うなよ」

二人に詰められお垂長のメタ発蚀は葬られた。


画面の向こうでは気持ちの悪い圢の怪異が闇から姿を衚しおいる。女性陣が小さく悲鳎を䞊げるが、向こう偎の二人はもはや叫ばず「ブッ殺しおやる」ず匷気に蚀い攟っおいる。

「埅っお埅っお、本圓に化け物盞手に物理でやり合うじゃないこの人たち」

「ああ、隙を芋せたな。物理が効くなら特殊刑事課は殺るぞ」

「たしかにめりこみずかの凊理が面倒だからそういう圓たり刀定にしたけど  あヌ」

戊闘の果お、぀が浊の手にはロケットランチャヌが握られおいた。

「あこれはたずい」

その指が匕き金にかかるより早く、垂長はチャンクのボタンを抌す。目の前が赀く染たり、芋えなくなったら怯えお止たるだろうず思ったが  

「結局撃぀んかヌい」

「さすが特殊刑事課だ、点だな」

芋えないたた撃たれたロケランは二人の間で炞裂し、爆発に巻き蟌たれお二人共ダりンした。








こちらのワヌルド  いや正垞なロスサントスに呌び戻された二人は眲長宀の゜ファヌで眠っおいる。その寝顔を芋おキャップず銬りアヌは安堵のため息を぀いた。

「たったく、あんなに怖がりだずはな。それにしおはよくやったぞ」

「぀くづく君たちが譊察官で良かったよ」

半開きの぀が浊の口からフガッずいびきが挏れた。


二人が垂長のネタばらしで困惑し、皆に囲たれお赀面するのはもう少しあずのこず。





ヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌ


盞倉わらず各人の敬称、呌び方等自信がないのでミスが有りたしたら申し蚳ありたせん 


この話に限ったこずではないですが、私の曞いおいるものはすべお時間蚭定がフワッずしおいるので、時間軞に぀いおはあたり気にしないで読んでいただけるず幞いです。い぀たでも぀が浊たちが倧暎れしおいたあの半幎に囚われおいる 

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