僕達はいつも一緒にいた…
カンカンカンカンカンカン
目覚めたのは雲の上の踏切の奥には幼なじみの幸乃羽が居た。
「幸乃羽?」
僕は声をかけた。
幸乃羽は起きない。それよりも踏切の音がうるさかった。
電車は来ないのにずっと鳴っている踏切は徐々に下に沈んでいく。
「雲の下には何があるんだろう…」
僕がつぶやくと
「そうだね」
と幸乃羽の声が聞こえた。僕はとっさに振り向く。
そこにはもう踏切はなく立ったままの幸乃羽だけが居た。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!