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扉を開けると、透き通った優しい歌声が聞こえた。
すっと心に入ってくるような、それでもって力強い声だった。
声が聞こえる先には、柵にもたれ掛かりどこか愛おしそうに見つめる綺麗な横顔をした青年がいた。
勇「(…綺麗…,,)」
声に惹かれるように、ゆっくり仁人の元へ足を進めた。
俺が隣にきてもなお、仁人の歌は続いて、自然と同じ方向をむいて歌に浸った。
俺も…仁人の見ている景色を見てみたかった。
マスクで隠れていた顔は想像していたよりも、綺麗で…隠されていた声は想像していたよりも優しかった。
歌が終わり、仁人がこっちをみて微笑んだ。
仁「ほんとに来たんだ笑」
勇「うん…約束したから、、綺麗な声してたんだな,,それに顔も…」
頬に触れていた
無意識に手を伸ばして
仁「ん?」
勇「あ、、ごめん、笑」
仁「いいよ」
仁人は嫌がる素振りもなく、受け入れるように柔らかく微笑んでいた。
その笑顔にじわじわと心が温まるのを感じた。
俺しか知らないこいつの笑顔
愛おしくて…誰にも見せたくなくて…
きっと、、恋に落ちたんだ。
…いや、話しかけたあの日から、、もう既に落ちていたのだと思う
仁「せっかくだし、ご飯食べながら話そっか」
勇「うん。仁人昼食は?」
見えたのはよく売られている飲料ゼリーひとつ。
仁「これ」
勇「は?いやいやいや、それはだけはさすがにだめだろ」
仁「腹減らないのよ」
勇「俺のおにぎりひとつやるから、食べな」
仁「勇斗のご飯足りなくなっちゃわない?」
勇「いいんだよ。ほら、食べなさい」
仁「ありがと、」
2人腰掛けて、おにぎりを頬張った。
to be continued…