テラーノベル
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続編楽しみにしてくださっている方が居てくださっていて本当に😭😭😭😭😭😭😭
お酒を用いてしかそういう展開に持っていけない自分の文才の低さにちぬ(◜¬◝ )🍺
第6話です!
良ければ♡お願いします🙌🏻
「おはよーございまーす!」
「うるせぇ !耳が壊れる!!」
「にゃはは!ごめぇん」
いつも通り上機嫌で楽屋に凸して行った佐久間に続き、おれも楽屋入り。
「おはよー、ふっか」
「阿部ちゃんおはよぉ、ねぇ、コイツうっさいんだけど!!!」
「通常運転、笑」
今日は撮影があって、3人1組の撮影。
ふっかと翔太と舘さん、ひかるとラウールとめめ、
そしておれと佐久間とこーじ。
幸か不幸か、否、不幸だろう。
前日告白して断られた相手との撮影だ。
何かあったら守ろうと決めた。
「ぁ、佐久間く、おはよ、」
「んぇ、こーじ…おはょ…」
案の定。
「佐久間、こーじ、!今日はあざといポーズでいくよ、!」
「…えぇ?笑本当あざといなぁ阿部ちゃんは」
「、本当本当、!現行犯だよ」
「んふふ、」
いい感じに空気を紡いだ。
みんなで手に顎乗っけて、小首を傾げて。上目遣いなんかもしてみたり?
『完璧です!お疲れ様でした』
「「お疲れ様でしたー!」」
カメラマンさんからも絶賛して貰えて、上機嫌でスタジオを出た。
「俺この後ドッキリ番組あるねん」
「うわ、そうなの?頑張ってー!」
「ありがとう!」
バタバタと廊下を走り去っていくこーじを見送る。
あいつも佐久間に負けないくらい元気だ。
以外に釣り合うと思うんだけどなぁ。
まだ昼前だ。この後は午後から取材があるくらい。
こんなふうにゆっくり出来るのも久しぶりだなぁ、勉強でもしようかな、と物思いにふけっていたところ、
ふと背中に重みを感じた。
「さ、くま?」
「あべちゃ、ッ… グス、…ごめ、」
「…大丈夫、ごめん、一緒にいるの辛かったよね」
振り返り、佐久間を強く抱き締める。
肩が濡れていくのを感じた。
「佐久間」
「んぅ!あべちゃ!」
あの後、2人とも仕事が残っていたので、それを片付けてからまた会う約束をした。
すっかり暗くなった外を見ながらタクシーを待つ。
「あ!乗りまーす…!」
「阿部ちゃんないすぅ」
タクシーを拾って座席に座った。
最寄り駅まで運転してもらって、コンビニで佐久間がどうしてもって言うからお酒も買う。
ちらっと覗いた駄菓子コーナーに興奮していると、レジ打ちの店員さんに若干嫌な顔をされたので会計へと移った。
「ふふ、阿部ちゃぁー?」
「…」
またやってしまった。
結局佐久間を止めることが出来ずにヘロヘロ。
あー終わった。
「んー…/」
「、…」
紅潮した頬。困ったように下がった眉。緩みきった口元から垂れる固液。
全部が、えろくて。
我慢も、理性も。一気にどっかいっちゃって。
「っねぇ、佐久間」
「ひゅ、あぇちゃ…?!ゃだ、」
「、!」
気づいたら押し倒していた。
怯える佐久間を見て、ハッと我に返った。
立ち上がり、頭を抱える。
「あぇちゃ、」
「ごめん、ごめん。本当、どうかしちゃったんだと思う」
「ぅ、ん」
本当、何やってるんだろう。
佐久間を怖がらせてしまったこと、すごく後悔した。
結局駄菓子には手をつけない儘、佐久間はおずおずと帰っていった。
暫く寂しく風の吹くベランダで項垂れた。
溢れてくるのは後悔と涙だけ。
佐久間だって、泣きたいほど怖かっただろうに。
「んぅ、ぅぁあ、っ、…」
おれが泣いて、どうするんだろう。
止まらない涙を、必死に拭った。
コメント
1件
尊い!こういうの、書けるの凄いです✨✨続き楽しみにしております🫡