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「お姉ちゃんのバカッッ!!」
「しぃちゃんが…..はぐをしてくれた….!?」
サササササ(-_-;)
「もう一生お姉ちゃんに近づかない」
手のひらドリル返しである。
そんな会話を横目に見ながらわたしは庭を見下ろす。
何もなかったかのように清々しい朝だ。
昨日の夜、志歩ちゃんから雫がいきなり倒れたっていうから来てあげたのに、シスコン発生してるじゃないの。
でも、メンバーが倒れたって聞いたら、そりゃ駆けつけるでしょ。
「愛莉ちゃんも、ありがとうね」
「別に…..わたしが来たいから来てやっただけだし….雫のためじゃないし?」
「ふふっ」
何気のない日常の会話。のはず。
でも、雫の表情が引っ掛かった。
「あの、桃井先輩、ちょっといいですか?」
「あら、わたし?いいわよ?」
志歩ちゃんも、何か気付いているのかしら。
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5日目
今日は何もなかったわ。
そういえば、聞いて。
しぃちゃんがはぐをしてくれたのよ!!!何年ぶりかしら?本当にうれしいわ!!
消えちゃう前にもう一回、してくれたりするかしら。
ん?昨日の、書き覚えのないページ。
何かあったのかしら。
雫