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注意⚠この話は僕の
という相反する世界観を表現したものとなります。含まれる要素!!
✩.*˚いじめ要素
✩.*˚毒親要素
✩.*˚危ない死生観論
✩.*˚ファンタジー要素
✩.*˚家出要素
✩.*˚暗い表現!!
苦手な読者はブラウザバックを
お勧めいたします(*・ω・)*_ _)
それでは、本編へスクロールどうぞ。
やっと時が進んだように感じた。私の時計は家族の愛情を疑った時から止まっていた。こんな歳になってもまだ、分からなかったんだ。どんなに酷いことを言われても、傷つけられても、嫌われても─────私が母を嫌いになんてなれるはずがなかったのだ。母がどうしようもなく大好き。だから、その分愛し返して欲しい。これって我儘なことですか。そう空の星に聞いても応えてくれるはずがなかった。
ポツリと呟いたその拙い愛情表現に幽は朗らかに笑った。
「あー、じゃあ、絶対に光を見つけないとね」
あの美しい月のように私も誰かに照らされている。それは紛れもない母だった。だが、私の太陽は今変わった。幽君こそが私の光だよ。
幽と私はただひたすらに歩いた。深夜二時、月が大きく傾き初めた。海の上に浮かんでいる白き月が少し欠けていて、満月では無いことに気づいた。海風が吹き込み頬にふわっと触れた。それと同時に髪も靡く。幻想的な現実に目を背けたくなる。だが、今はもう止まることは知らない。
もし、これが小説だったら
『少女、光に辿り着く。』
と、書かれるのかもしれない。だが、驚いたことに灯台付近は全く明るくなかった。灯台からは光線のような暖かい黄色が漏れているというのに、目の前の光景がそれを簡単に否定した。母が幼い頃、読み聞かせてくれた話はフィクションだということを痛感した。
「光、見つかった?」
と、幽が聞いたことに気づかない私。それを見かねて幽はいきなり抱きついてきた。
驚いた私は幽の肩を掴もうと回ったが、肝心の幽霊であるということを忘れていた。このまま転んで海に落ちる─────もうお終いなの⋯?
だが、私の手が幽の肩を貫通することはなかった。しっかりと受け止められたのだ。
「見つけたっ─────」
幽に向かってそう言うと
「見つかっちゃった。」
続く。.:*・゜
今日は二本立てで再更新します!
内容が少ないので……
軽く読めると思います!
お楽しみに~