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うみ
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番外編50『執事が女体化?主様が男体化!?』後編
ミヤジは香辛料のスープを作って飲んでいた。
『ふぅ…辛くて美味しいな。でも流石に少し入れすぎたかな。汗をかいてしまった…。』
ミヤジは羽織を脱ごうとする。
『ミヤジミヤジ!!』
『おっと……そうだったね…今は女性の姿だった…。』
『うん…そうね。脱がれると困るわ。汗拭いてあげるから。』
私はミヤジの汗を拭う。
『ふふ、主様が男性の姿なんてなんか緊張するね…。』
『私もこんなこと初めてよ…。』
ラトはいつも通り裏山を探索している。
『ラト待ってー!今はスカートなんだから暴れたら服が破けるよ!フルーレが泣く!』
私はラトを追いかける。
『おっと…フフ、すみません。今は女性の身体でしたね。でも新鮮で嬉しくて…。』
『髪も伸びてるんだからお団子にしてあげるよ。それと探索するならズボンに履き替えてから行こう。』
『心配してくれてるんですか?』
『当たり前でしょ!ラトが怪我したら嫌だもん。』
『クフフ、ありがとうございます。』
フルーレは洋服作りに励んでいた。
『女の子の服を作ってるの?』
『はい。またこんなことになった時のために…色々作っておこうと思いまして。』
『なるほど……。』
『服を作ることが好きですから女性の服でもどんとこいです!』
『ふふ、フルーレ楽しそう。何か不便なこととかない?女性の姿になって……』
『うーん、特にはないですよ。普段とあんまり変わらないですし。俺より主様の方が…』
『そうだね…。違和感しかないかな……。』
ハナマルは別邸で詩を詠んでいた。
『初めての この感触 忘れない』
『なんか意味深ね。…ところで。この感触ってどういう意味かしら?』
『野暮だなぁ主様。この胸の感触に決まってんだろ?まぁ主様の胸よりは及ばないけど――』
『ユーハン呼ぶわね。』
『え?ちょ、待って、主様!冗談だって!』
『女の子の姿のハナマルに男の私の力に適うわけないでしょ!観念しなさい!』
『ちょ待ってまじで死ぬって俺!』
ユーハンはあんまんを食べていた。
『ふふ……(◜ᴗ◝ )』
『女の子の姿だと余計に可愛いわね。』
『あ、主様、すみませんちょうど休憩をしてて…。』
『ふふ、いいのよ、沢山食べてて。ユーハンは元々女性みたいに綺麗だから女の子になったら綺麗さが増すわね。』
『私は男ですよ主様。』
『今の姿で言われても説得力に欠けるわね…。』
『……戻ったら覚えていてくださいね。』
『え?それはどういう意味かしら?』
『( ≖ᴗ≖)ニヤッ』
テディは鍛錬をしようとしてた。
『テディダメだって。』
『す、すみません、女性の身体でどこまでできるのか気になって!』
『怪我したら危ないよ。女の子なんだから身体は大切にしないと。』
『主様……ふふ、主様に心配してもらえるなんて俺はラッキーですね!』
『心配くらいするよ。テディのこと大事なんだから。』
『嬉しいです、主様。じゃあ主様にひとつお願いがあります!』
『ん?』
『主様の筋肉触らせてください!』
『触るほどないと思うけどな…。』
ベレンはピッツァ作りをしてた。
『胸が重いからやりずらいな……主様達はいつもこんな苦労してるんだな…。』
『ベレン、手伝おうか。』
『あ、主様。いいの?ありがとう。』
『慣れないと大変でしょ。』
『そうだね…。自分の身体じゃないみたい。』
『私も凄く大変だよ…。力加減とか色々……。』
『ふふ、でも俺は男の子の主様も見られて嬉しいよ。男の子だったらこんな感じなんだなぁってね。』
『ベレン…。ベレンは女の子になっても可愛いね。』
『ふふ、ちょっと複雑…。』
シロは庭を散歩していた。
『……。』
(動物が沢山寄ってきてる…。)
『ディ〇二ープリンセスみたいね。』
『なんだそれは。』
『ううん。何でもないわ。シロ、何か不便なことない?』
『特には無いな。』
『流石シロね。適応能力が早い。』
『お前はないのか。不便なことは。』
『私?私はやっぱり下半身に違和感があるくらいかしら……。』
『…そうだな。男の姿のお前も悪くはないが…いつものお前が我は好きだ。』
『っ…。シロ……不意打ちに告白やめて…』
『ふ…っ。本心だ。』
元に戻るまであと少し。と、その時だった。
ウー!ウー!
『天使の、警報…?』
『まずい、まだ戻ってないのに……』
『そんなこと言ってる場合じゃねぇだろ!行くぞ!』
『私達も行くわ!百合菜行くわよ!』
『う、うん!』
私達は屋敷を後にして走り出した。
『はぁ、はぁ…。』
『体力が切れるのが早いな…。主様、力の解放をお願いします。』
『任せて。』
私は本を開く。
『来たれ、闇の盟友よ。我は汝を召喚する。ここに、悪魔との契約により執事達の力を解放せよ。』
『ふぅ……。』
(ミヤジのその姿は見慣れてるけど女の子の姿だから余計に迫力があるわね。)
『死になさい、命の為に。』
『主様達は私達の後ろへ。』
『大丈夫よ。私もいざと言う時戦うから。』
私はぎゅっと剣を握り締める。
『主様…ふふ、ありがとうございます。』
数時間後――。
『く…っ!胸が邪魔だな…。早く戻らねぇのかよ…。』
『ボスキ、大丈夫か。』
『あぁ……。数が多すぎるな…。』
『ロノ、バスティン!そっちは大丈夫か!』
『あぁ、あと少しで片付く!』
『キリがないな…。』
『ハウレス達大丈夫かな…苦戦してる…。』
『……!』
戦ってるハウレス達の後ろから天使が襲いかかる。
『危ない……っ!!』
私はいても立ってもいられず剣を抜いた。
ズバッ!!
『あ、主様……。』
『ロノ、怪我は!?』
『だ、大丈夫です。主様のお陰で……。』
『良かった……。』
と、その時――。
ぼふんっ!
元の身体に戻る。
『『戻ったー!!』』
『元に戻ればこっちのもんだな。主様、ありがとな。』
『主様、ありがとうございます。でもここからは俺が守りますから。』
『ロノ…。えぇ。ありがとう。』
こうして、元に戻った私達。
でも――。
数時間後。
『主様、元の私の姿で言われるのと女性の私で言われるのどちらがドキドキしますか?』
『か、勘弁して…っ!!』
『主様、私は男ですよ。可愛いなんて言わないで下さい。』
『っ……。』
『お姉ちゃんあの二人に何したんだろ。』
『さぁ…?どうだ、主様。元の俺の方がかっこいいだろ?』
『…うん。ボスキは女の子になっても可愛かったけどね。』
『…主様にも説教が必要だな。』
『えぇ……。』
次回もお楽しみに♡