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僕はあの夜から、救われた。

夜の星達は、勇気づけるように僕の目に映る。

だから僕は、あの時、あの日に、感謝している。


「はあ……。」

僕は天兎、只今絶賛片思い中の高校生。

相手は同じクラスの彩、明るいし優しくて、何よりも可愛い!!

でも……

「俺が告白したら、迷惑、かなぁ。」

彩は老若男女全員から愛されてて、人気者である。そんな人が、僕みたいな人から告白なんて、迷惑にもほどがある…のだろうか。


でも、時間は僕を待ってくれない、いつの間にか授業は終わるし、部活だって終わっていく。

そうして、またいつも通り1人で下校する。



家に帰って、ゲームをしても、テレビを見ても、飯を食っても、風呂に入っても、彩の事が頭から離れない。それだけ愛しているという事なのだろうか。


時計は10時半になっていた。

「そろそろ寝なきゃな…。」

そんな事を考えて、僕は布団に入り、電気を消して就寝する………はずだった。


「……寝れない。」

今日は自然と眠くなかった、だからベランダに出て、暇つぶしをする事にした。

「涼しい〜!」

すっかりと街は眠りについていた。

すると、どこからか声が聞こえた、下を向いていた顔をあげると

そこには___。

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