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運動公園の池には沢山の鴨と2、3羽の鳩と、白鷺がいた。


鴨を数えようと思ったが辞めた。


多すぎる。多分15匹以上はいる。


一瞬で野鳥の数を数えるアプリとか誰か開発してくれないかな。


鴨達を観察しているといくつか発見があった。


近づいてくるカモの中にはまだ食パンを渡してないのに口をパクパクしてるカモがいた。


私は野鳥及び何かしらの自然公園の野鳥には餌をあげない派だから食パンは持ってなかった。


おそらく運動公園の池で食パンを餌付けされ食パンの熾烈な奪い合いの中でより早く食パンをパクパク出来るように口を高速でパクパクしているのだろう。


今度から池の中で嘴をパクパクしてる鴨達のことをパクパク民と個人的に呼ぶことにした。


後、ずっと必死に雌鴨のお尻を追いかけてる雄のカモがいた。


基本鴨は雄の方からアプローチをかけるから

尻の匂い嗅ぎながら追いかけてる方が雄、お尻をふりふりしながらゆっくりと逃げてるのが雌だと判断した。


季節は春に近づいていた。


野鳥達が発情し始めても不思議ではない。


めっちゃ必死にお尻振りながら雌の尻の匂い嗅いでて滑稽だった。


端から見たら滑稽だけどあいつら必死なんだろうなぁ。


恋愛リアリティーショー見てる人達はこんな気持ちで他人の恋愛見てるのかなぁと思った。


(帰宅後ニュースでいつものように何かしらの男性教師が何かしらのセクハラで逮捕されてるニュースが流れていた。発情した生物学的雄は何するか分からなくて大変危険である。生物学的雌の皆様は発情した生物学雄にはなるべく近づかないようにするほうが無難である。また、発情した生物学的雌も大変危険な生物なのでショタの皆様はなるべく近づかない方が賢明である。)


いつもと違う川の周辺を歩いた。


自然と同化した二羽の鴨がいた。


メモをとろうと鞄からメモ帳を出したら

音を出しすぎたのかスーッと鴨達が泳いで向こう岸まで逃げてしまった。


鴨ってめちゃくちゃ聴覚優れてるのかもしれない。


もう少し音を出さずにメモを取る技術を身に付けなくては


知らない住宅地の近くにヤンバルクイナっぽい鳥達がいた。


ヤンバルクイナではないと思う。


あいつら確か沖縄にしかいないはず。


嘴がヤンバルクイナみたいに尖ってて

おなかの羽毛がふっくらしていた。


文鳥かなぁと思ったが違う気がする。


まぁいいやと思い帰り道を歩いた。


歩く、歩く。


雀でもカラスでもウグイスでもない野鳥の鳴き声がした。人間でも機械でもない。


何の野鳥かは分かんないけど一定のリズムで鳴いてて気持ち良かった。


四分の四拍子で鳴いてたのでそれに合わせて

歩いた。


ザッザッザッザ(ピー)

ザッザッザッザ(ピー)


野鳥とセッションしてるみたいでちょい気持ち良かった。


楽器がなくとも言葉がなくとも音があれば

なにかしらの音楽にはなる。


クオリティが低すぎて10回再生1いいねが関の山だろうけどまぁ楽しかったからOKです。


今日は沢山データが取れた。帰って生姜焼きを作ろうと思う。


このデータが現在の、そして未来の誰かに役立ちますように。


(最後まで読んでくださりありがとうございました。)

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