コメント
2件
かわい💞😵💫💞
⚠️注意
ご本人様とはいっさい関係ございません(登場人物としてお名前をお借りしています!)
人が多いとことでは見ないようにしてください!
ほかに似たような作品があってもパクリではないです(完全私のオリジナルとなっております)
検索避けを徹底しているつもりなのでできていないところがあったら教えてくださると幸いです。
すぐに直します
ためしに投稿してみよう♪ 程度なので文章やお話はヘタです!あらかじめご了承ください💦
初投稿
ほのぼの 緑×黄
どれくらいからが長いのか分からないので…
3000字くらいです!
「俺の弱点…?…教えてあげてもいいけど教えない(笑) 」
勉強も運動も料理も完ぺきでおまけに絵も歌も上手な彼…すちくんに弱点を聞いたらそんな返事が返ってきた。
…ずるい、ずるすぎる。
「ぅ俺も俺の弱点教えるから教えてくれてもええやん! 交換条件っ!!」
「えぇ~…でも俺みこちゃんの弱点いっぱい知ってるしなぁ〜…」
そう言うとすちくんはズイッと俺に近づいてきた。
「例えば…みこちゃん、耳元弱いでしょ…?(笑)」
「ひゎぁっ!///」
びっくりして、ドキドキして思わず変な声がでてしまう。
は、恥ずかしい…///
そんな恥ずかしがる俺をよそに余裕の笑みを浮かべるすちくんに思わずムッとしてしまう。
「もぉ〜 そんな顔しても怖くないよ(笑) そんなに俺の弱点知りたいの?(微笑) 」
すちくんが優しく問いかけてくる。
「もちろん! …だって…俺、すっちーの得意なことはいっぱい知っとるけど苦手なこと何も知らんから… す…す…きな人のことはなんでも知りたいやん…?///」
最後の方は消え入りそうな声で何とか言いきる。
この言葉は嘘ではない。
…たしかに少しだけ、本当に少しだけ、ずるすぎるから弱み教えろよっ ていう気持ちはあるが、メインはすちくんのことをいっぱい知りたいから…
チラッとそらしていた目線をすちくんの方向に向けると彼は一瞬驚いたような顔に見えたが、すぐに笑みを浮かべた。
「へぇ〜、みこちゃんは俺のこといっぱい知りたいんだ?」
コクコクっとうなずく。
「…だったらさ、1週間、俺のこといっぱい観察して俺の弱点見つけてみてよ(微笑)
俺が知ってるみこちゃんの弱点も直接聞いたんじゃなくて俺が自力で見つけたからさ?」
「…で、みこちゃんはなんですちのことそんなに見とるん…?」
「らんらぁ〜ん(泣)なぁ、なんかすっちーの弱点知らへん?」
あれから6日経過した。 が、未だにわからない。
みんなで集まる日― 例えば遊んでいるとき、会議中、雑談中などいろんなところをちゃんと観察しとるのに…
「う〜ん…辛いものとか…? てか、なんですちの弱点知りたいのさ? お前ら実は裏で仲悪かったタイプ…?」
「ちがうよっ! 好きな人のことはいっぱい知りたいやん? ほら、らんらんがいるませんせいのこと観察しとんのと一緒っ!!」
「いや、俺はいるまの弱点見つけたらいっぱい煽ってやる予定だから」
現在、こさめちゃんと楽しそうにお話しているすちくんを観察しながら、らんらんと謎の会話を繰り広げる。
…芸術爆発団は仲がいい。
仲がいいのはいいことだけど俺、ちょっと、ほんとにちょっとだけ妬いちゃうよ…?
「あっれぇ~? みこちゃ〜ん。もしかしてヤキモチ妬いてますぅ?(笑)」
「もう!らんらん。そんなことはええねん!///」
「うそうそ、ごめんて。…で、すちの弱点やっけ? 今思ったけど1個すんごいわかりやすいのあったわ〜! でもみこちゃん絶対気づかなさそ~」
「えぇ! ほんま!? 教えてよ!! 」
これはすちくんの弱点を知れるチャンスなのでは!? と期待が高まる。
しかし、らんらんから返ってきた言葉は期待とは違っていた。
「…教えてあげてもいいけどすちのために黙っとくわ~。すちもみこちゃん自身に気づいてもらいたいらしいし…?」
いつもの帰り道— いつも通りすちくんと帰る。本当は一人でも大丈夫だと言ったが、
「いっぱいいっしょにいたいから… だめかなぁ…?」
そう言われたので断れなかった。
…このセリフはずるいやろ!
「…ところでみこちゃん。ここ最近ずっと俺のこと、穴が空いちゃいそうなくらい観察してるけど… 見つかった?(?)」
「うえぇ! 俺そんなに見てた…?///」
「うん(笑)」
「そっか// なんか恥ずかし…/// …いっぱい見てるはずなんやけど、わからんよっ!(泣) 」
そう… らんらんと話したあと。
なっちゃん、いるませんせい、こさめちゃんにまで、らんらんと同じようなことを聞かれ、すちくんの弱点を聞いてみたのだが… みんならんらんと同じ反応をした。
なんでなん!?
「もぉ~! 全然わからんからヒントちょうだい!!」
「えぇ〜? ヒント? うーん…」
「お願い!!ほんまにわからんの! …だめ…?(上目遣い)」
「…その顔はずるいって(ボソッ)」
すちくんが何かをつぶやく。
何を言ったのかは分からなかったがどうやらヒントをくれる気にはなったらしい。
いったいどんなヒントをくれるのだろう。
少し考えてからすちくんがにやりと笑う。
俺、その笑顔怖いねんけど…
「えーっ。では、みこちゃんにヒントを与えたいと、思います」
「ドキドキ!」
「…俺が知ってるみこちゃんの弱点ととてもよく似ています。」
「…俺の弱点…?」
「そうそう。 よーく考えてね?(微笑)」
俺の弱点か〜。
歩きながら考える。
俺の弱点。 すちくんが知ってるやつ…。
勉強、語彙力、コーヒーを出されるとやめられないこと…
…コーヒーといえば! すちくんの作るご飯も美味しすぎて作ってくれるって言われると何も断れへん!
あとは…すちくんが急に手を繋いでくること。手を繋ぐなんて普通にあるのにドキドキしすぎてなんもわからんくなる… すちくんもそれを知っててたぶんやってくるし。
それにハグとか、き…キスも…。 するだけで頭がパンクしそうになる。
あとたまにすちくんがあざとく上目遣いでお願いしてくるとき。 あんな顔されたら誰も断れへんよ!
普段優しいのに、たまにS感をだしてくるすちくん。そのギャップがまた—
…て、途中から何考えてんの、俺/// はっ…恥ずかしい…///
そこまで考えてようやく気づく。
俺の弱点…。 すちくん関係多いな…
じゃあ、俺の弱点って…。
そしてあらためて振り返る。
俺が話しかけると、どんなに忙しくても話を聞いてくれるすちくん。
俺が寂しくて電話をかけると夜遅くでも会いに来てくれるすちくん。
今だって… 危ないからと言ってお家がそこそこ遠いのに送り届けてくれるすちくん。
さっきみたいにお願いしたら最終的に聞いてくれるすちくん。
…俺…自惚れてもええんかな?///
そこまで言ってようやくわかった気がする。
すちくんの弱点は…
ぎゅっ…
「!? えっ! みこちゃん…?」
驚くすちくんをよそに俺は上目遣いを心がける。
俺…あざとっ!
もう一生やらん! けど気づいてしまったから…
「…すっち—の弱点は…俺…ですか…?」
すちくんのほのかに紅いお顔が一瞬見えた気がしたが、強く抱きしめ返され、すぐ見えなくなってしまった。
「…正解。…もぉ~その聞き方はずるいよ、みこちゃん。 …でもさ…」
そう言うとすちくんは俺の耳元でささやいた。
「それに気づけたってことはさ…。みこちゃんの弱点も、俺…ってことでしょ?」
…やっぱりずるい。
俺はうなずくしかなかった。