–7月前半–
僕は目が覚めた後、お医者さんからはこっ酷く叱られ、ずっと入院することになった
月に一度だけ、事務所に戻っていいことを条件に、
S「……(累くん…本当のこと、右手くんと左手くんに話せたかな…)」
そんなことをぼんやりと考える
S「…はぁ……(次は右手くんと左手くんに叱られちゃうなぁ…)っ…げほっ…!」
身体に影響を与えすぎたせいなのか、僕は必ず、吐血するようになってしまった
そのせいか、今は立つとフラフラすることが多い、
M「…千ト、」
S「あ…!右手く…げほげほっ…!!」
M「千ト!?……無理に話さなくても大丈夫ですよ……」
S「ご…ごめん、」
M「……(先程とはまた違う血がついている…)」
Y「ったく〜、千トは無理しすぎなんだよ〜…」
S「………」
M「……身体の具合はどうですか?」
S「…んー…悪い…かな、」(苦笑)
M「……そう、ですか」
Y「……なぁ、千ト、」
S「ん?」
Y「お前に会いたがってるガキがいるんだが…連れてきてもいいか?」
S「子供…?いいよ!」
Y「…累、入ってきていいぜ〜、?」
R「……失礼、します」
S「累くん??」
M「では、私たちはこれで…」
Y「また後でな〜、」
S「……うえぇ!?(ど、どういうことだ…?)」
2人はそういうと、そそくさと病室から出ていってしまった
R「…きゅ、急にすみません…来ちゃって…」
S「う、ううん…!大丈夫だよ…!それで、なんで僕に会いたかったの…?」
R「……もう、話せなくなっちゃいそうだったから…」
S「……!…累くん…もしかして…」
R「…はい、すべて左手さんと右手さんから聞きました…」
S「…そっか、」
R「…その前に、お礼が言いたくって…」
S「お礼?」
R「……千トさん、僕のこと…覚えていますか…?」
S「累くんの、ことを?」
R「…僕、数年前、孤児院にいるときに助けてもらったんです…千トさんに、生きる希望をもらいました…!」
S「……あぁ…!」
R「……思い出して…くれましたか…?」
S「……うん、大きくなったね、累くん…」
そういうと、千トさんは僕のことを優しく抱きしめてくれた
R「…!……ううっ……」
S「今まで気づけなくてごめんね……累くん…」
R「そんな…ことっ…」
S「…良かった…また会えて…」
R「……ご、ごめんなさいっ…!僕が…異能を使わせちゃったせいで…!」
S「…大丈夫だよ、累くんが助かって良かったよ…」
R「……うわぁぁぁぁぁっ…!」
S「…いっぱい泣きな、(この様子だと、右手くんと左手くんにちゃんと言えたみたいだね…)」
僕は優しく累くんの頭を撫でる
廊下
Y「……兄貴、本当に話して大丈夫だったのか…?」
M「…えぇ、累さんなら、」
Y「……俺らは、アイスでも買いに行くか?」
M「…なんですか、急に、」
Y「気分転換?ってやつだよ、千トも累もアイスは好きだろうしな、」
M「……そうしましょうか、」
Y「よしっ、早速行こうぜ〜、」
M「……(カラ元気とは、こんなにも疲れる物なのですね…)」
コメント
11件
初コメ失礼します‼︎ いつも神作を作ってくれてありがとうございます😭(帰ってからも楽しみになっています♪) くだらない質問なんですけど、右手くん推しですか?←急にごめんなさい もしそうだったら同じなので嬉しいです‼︎ クソな質問ごめんなさい、、、 フォロー失礼しますッ‼︎
2222までいいねさせていただきました〜✨٩( 'ω' )و またまた今回も神作でした! 次回も楽しみに待ってます♪