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#だてなべ
夢花𓂃𓂂ꕤ*.゚
クライマックス編!
夕日が沈みかけた校庭。
空の色がゆっくりと暗くなっていく。
翔太は阿部の腕の中で、呼吸を整えようとしていた。
でも、胸の奥の痛みは消えない。
「……見えない」
小さく呟く。
さっきまであった色が、もうほとんど消えていた。
空も、校庭も、阿部の姿さえも、灰色に沈んでいく。
「翔太、大丈夫。まだ…」
阿部が言いかけた瞬間、翔太は首を振った。
「違う」
声は震えていた。
「また…戻るんだ」
灰色の世界に。
何も感じない、何も期待しない、あの場所に。
「……嫌だ」
その言葉は、ほとんど囁きだった。
阿部の胸が強く締め付けられる。
今までずっと、冷静でいようとしてきた。
でも――もう無理だった。
「翔太!」
阿部は翔太の肩を掴む。
「消えるなよ!」
初めての、大きな声だった。
翔太が驚いて目を開く。
阿部の目は、今まで見たことがないくらい必死だった。
「翔太がいない世界なんて…」
言葉が詰まる。
でも、止められない。
「そんなの、意味ない」
翔太の呼吸が一瞬止まる。
阿部は、震える声で続けた。
「俺は、翔太と一緒に光を見たいんだ」
「翔太じゃなきゃダメなんだ」
その言葉が、まっすぐ翔太の胸に届く。
灰色の世界の中で、
たった一つだけ――
強い光が生まれた。
「……阿部」
翔太の声が、少しだけ戻る。
「そんな顔、するなよ」
阿部は気づく。
自分の目に涙が溜まっていることに。
翔太は、弱々しく笑った。
「俺、まだここにいる」
阿部は思わず翔太を抱きしめた。
「よかった……」
震える声だった。
その瞬間、翔太の視界に――
ほんの少しだけ色が戻った。
暗くなった空の中で、
阿部の光だけが、はっきり見えていた。
翔太は気づく。
自分の光は、
もう**阿部と繋がっている**ことに。
🌙 × 💙
ばいばい!
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