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※表現力有りません。小説物語は慣れていないので、温かい目で見てくれると嬉しいです※
※初めて書くキャラ達なので、口調が可笑しかったりします。後から変わる設定も有るのでご了承下さい※
※私が書く物語の1話1話が長いです。それでも良い方はお進み下さい。最後まで読んでくれると嬉しいです※
……あれ、ここどこだろう…。
暫く歩いて行くと…。
あ、良かった、いつもの町並みd__
「起きてよ、起きて、お願いだから……!!」
「……お願い、目を覚まして、まだ……
少し遠くの方から聞こえる誰かを呼び掛ける声。
……それも、聞き覚えのある声だった。
……どうしたんだろう、聞き覚えのある声だし…。
もしかして!
ダッシュで行くとそこには、親友達が居た。
よ、良かった…じゃなくて!!
起きてよって誰に…?!
皆が向いている方へと目線を向けると、
そこには、見た事の有る姿が有って___。
__ピピッ。ピピッ。
朝、タイマー音が部屋の中で響き渡る。
美花「……ん…?」
タイマー音で、ベットで寝ていた安桜 美花が目を覚ます。
_カチッ。
美花「………えっ?!」
タイマーの音を止め、時間を見た美花は声を上げる。
美花「嘘でしょ!?起きる時間より30分も過ぎてる!」
美花「昨日タイマー設定する時眠すぎて適当に設定してた…?!」
美花「ヤバイヤバイッ!早く支度して行かないと、学校遅れちゃうよ〜ッ!」
起きる時間より30分過ぎている事に美花は青ざめ、慌ただしく学校に行く準備を始めた。
ダダダッ、ダダダッ‼
美花「朝ご飯食べる時間あるかな!?」
__07:15
美花「どっ、どうしよう?!食べる?!」
美花は少し考えた後で、朝食を食べる事にした。
美花「いただきますッ!」
パクパクパクッ。
美花は喉を詰まらせないように、急ぎ目でご飯を口の中へ入れていく。
美花「__ごちそう様でしたぁッ!」
美花「髪の毛一応チェック!」
美花「よし、行ってきます__!」
誰も居ない家の中に、美花の元気だけど、焦っている声が響き渡り、
__ガチャッ。
大きめの扉の閉まる音がする。
朝から慌ただしかったけど、何とか間に合いそう!
遅刻、とまでは行かないけどいつぶりかな?
こんなに走って登校するのー!!
メッセ来てる……歩きスマホ…というか走りスマホはダメだけどねッ!
ーメッセージー
雫『美花さん、大丈夫ですか?』
飛翠『珍しく遅刻〜?』
聖優『この時間帯なら、遅刻とまでは行きませんが…。』
聖優『走らなければ間に合わないので、今は走っていると思いますが』
蒼『メッセなんて返してられねーよ?』
雫『ですけど……』
蒼霞『まぁ、見て無くても良いけど間に合う事を祈る』
うぅっ、ごめんね〜!朝遅刻しそうな時間帯過ぎてメッセに「遅れそう」って送るの忘れてたぁ〜!
美花『ごめん!今走ってる!間に合うように頑張るね〜ッ!!』
メッセージを送ってからすぐに、「頑張って」等の内容が書かれたメッセージが返って来た。
……あれ?てか、学校でスマホ出して使って良かったっけ…?
美花が通う中高一貫聖彩空明(せいさい くうめい)学園ではスマホの持ち込みを許可されている。
スマホを使って良いのは、先生が許可した時のみ使用して良い事となっている。
…うーん、皆休み時間とか自由に使っちゃってるし、良いよね、うん!
そんな事を思っていると、学園に着いた。
ヤバイッ、間に合わないよ〜ッ!
いつも授業始まる前に皆で集まって話す事、朝は逃しちゃったなぁ…。
__ガラガラガラッ‼
美花「すいません、遅れましたッ‼」
美花の教室は中学3年A組となっている。
美花が教室の扉を開けたと同時に、一時限目が始まるチャイムが鳴った。
数学教師「ギリギリ間に合いましたね。ですが、次からはギリギリにならないよう、気を付けて下さい。」
美花「はッ、はい、すいませんでした……」
数学教師「では、授業を始めたいと思います。」
美花は気分を落としながらも自分の席へ着く。
席へ着いたと同時に、隣の席の男友達が早々にイジってくる。
隣の席の男友達「あははッw、美花が遅刻なんて珍し〜w」(小声気味)
その言葉に少し苛ついた美花は
美花「遅刻…まぁ、遅刻と言えば遅刻だけどさ!イジる事無いでしょ〜!?」(小声気味)
隣の席の男友達「ははッ、ごめんごめんって」
……しかも授業始まってるし。
そして一時限目が終わり、休み時間。
雫「美花さん、お疲れ様です…!」
同じクラスで、美花が居る男女グループの一人で、一人目の親友でもある綾瀬 雫が話掛けて来た。
雫「疲れて居ると思うので、飲み物を買ってきました…!」
と、リンゴジュースを美花の前へ差し出す。
美花はそれを速攻取り、「ありがと〜、助かる!」と言ってリンゴジュースを飲み始める。
雫「それにしても、今日は何で遅れそうに__」
雫が話している途中、誰かがそれを遮るように挨拶をしてくる。
??「__やっほー、美花!」
雫「あっ、飛翠さん…!」
挨拶をして来た人物は、男女グループの一人、そして美花の幼馴染でもある藍井 飛翠だった。
飛翠「休み時間だけど来ちゃった!」
美花「もぉ〜、来るのは良いけど入るタイミング考えてよね!しずちゃんが話してたでしょ〜?」
飛翠「ごめんごめんって!次からは気をつけるからさ!」
美花「もぉ……」
雫「あ、あの…それで……」
美花「あぁ!うん、遅れそうになった理由ね!」
美花「昨日の夜、明日テストあるなーって思って、勉強してたらいつの間にか凄い時間過ぎてたってだけだよ!」
雫「美花さんは努力家ですもんね……!」
飛翠「僕昨日速攻寝たわ〜w」
美花「あはは…w」
キーンコーンカーンコーン。
飛翠「あっと、チャイム鳴っちゃった〜んじゃ、また後で〜☆」
ー凄く飛ばして昼食時間ー
美花「__んじゃ、しずちゃん行こっ!」
雫「うん……!」
いつもうちらは、3階の休憩スペースで休み時間などに集まって喋っている。
昼食を食べる時も、休憩スペースで昼食を食べている。
飛翠「あ、やっと来た〜」
美花「ごめんごめーん!社会が長引いちゃってさぁ!」
蒼「あれ…オレらも四時限目社会だった気が…」
蒼霞「それ、金曜の四時限目。どこの時間割見てる?」
聖優「それぞれの教科の担任は1人ずつです。被る訳が有りませんよ。」
ちょっとアホそうに見えて、実はクールな水野 蒼くん、
格好良くてしっかりしている綾瀬 蒼霞、
どんな人でも敬語を使い、冷静で真面目な久留野 聖優くん。
飛翠「んな事は置いといて、早く食べようよ〜」
美花「そうだね!」
蒼「……うわっ、蒼(あお)と雫ちゃんの弁当、いっつも美味そうだよな。」
飛翠「だよね〜、誰が作ってんの〜?」
雫「お姉ちゃんです……!」
飛翠「えぇ〜っ、凄ぉ〜!」
美花「えぇ、食べてみたい…✨」
聖優を除く皆が目を輝かせる。
その反応に、雫と雫の姉、蒼霞が困ったように顔を見合わせる。
蒼霞「……まぁ、少しだけなら食べても構わないけど。」
美花「やったぁ…!ありがとう!じゃあ早速頂きますっ!!」
美花「……美味しいっ!」
飛翠「なにこれ、高校生が作る弁当の味なのか?これ!」
蒼「いや、美味ッ。え?どこの店より美味いんじゃね?」
聖優「…皆さんがそこまで言うのなら、俺も一口貰っても?」
蒼霞「構わないけど。あんまり食べないし。」
聖優「……!」
蒼「どうよ?」
聖優「……確かに、これは美味しいです。お弁当なら、これを真っ先に選ぶんじゃないんでしょうか。」
蒼霞「弁当”ごとき”でそんなに美味しい?」
皆-蒼霞「美味しい(です)!」
美花「蒼(あお)〜、弁当「ごとき」って何〜?!弁当でも美味しくなかったら、食べるの遠慮しちゃうもん!」
飛翠「うん、美味しくなかったら腹減ったままでも良いわ、僕。」
そんな他愛も無い話をし、昼食の時間が終わった。
ー帰り道ー
美花「あっ、新作パフェだってぇ〜!食べて行かない!?」
飛翠「新作パフェかぁ〜、うん、美味しそうだなぁ」
飛翠「僕は良いよ〜」
蒼「オレも。丁度甘いもん食べたかったしな。」
聖優「……一軒だけなら付き合います。」
美花「あぁ〜、ありがとう!で、蒼(あお)としずちゃんは…?」
雫「……えっと、お姉ちゃんが良いのなら…!」
蒼霞「……良いけど。」
美花「ん〜、ありがとうっ!」
全員の許可を得て、スウィーツ屋へ入って行く。
※スウィーツという名前の店です。わざとでは有りません※
店の人「いらっしゃいませ。」
店の人「何名様で?」
蒼霞「…6名です。」
店の人「かしこまりました。それでは、席へご案内します。」
そして指定された席へ座り、皆で新作パフェを頼み、食べ始める。
美花「美味しいぃ〜〜っ!」
蒼「やっぱ、蒼(あお)の弁当も美味いけど、店のパフェも美味いわ。」
蒼霞「店には勝てないでしょ、普通。」
蒼「いやいや、オレ達”普通“じゃないだろ」
蒼-皆「………」
蒼「………」
美花「……何、言ってるの?蒼くんw冗談は止めてよぉ〜!」
飛翠「……本当だよなぁ。冗談言ってると、嫌われるぞ〜」
蒼「………ご、ごめんごめん。冗談に決まってるって。」
蒼霞「…………そういう冗談は、今後一切やらないで。」
蒼「……………あぁ。」
……蒼くん、どうしてそんな……、そんな事言うの?
…………ごめ……
蒼霞「……………………ごめんなさい。」
誰も、蒼霞が言った謝罪の言葉は聞こえていなかった。
ー安桜家ー
美花「……ただ、いま。」
美花の母「……おかえりなさい」
美花はあまり歩く気にはならない足を、頑張って動かしながら2階へ上がって行く。
……蒼くん、冗談で言ったのは分かるよ、でも……。
普通じゃないなんて言われたら、気分を悪くするのは蒼くんだって同じなはずなのに。
…………学校の課題をしよう。
__カキカキ、カキカキ。
ポキッ。
美花「……あっ」
美花「折れちゃったぁ……」
………蒼(あお)、冗談嫌いだもんね。
……「いやいや、オレ達”普通“じゃないだろ」
……そうだね、普通じゃないかもね_____。