涼太side
俺は現世界にいる翔太に透明で綺麗な毒薬を渡した。
涼太「じゃあまた後でね」
翔太「おう」
俺は木陰のある涼しい木のところに走った。
あれから何時間経ったのか、、、翔太は全く来なかった
やっぱ死ぬのは怖いよな
俺なんか怖いも何も、余命がかかってたから怖くもなんともなかった。
そら、翔太にとったら怖いよなぁ、、、
涼太「あと少し待つか、」
そして何十分か待ったが、翔太の姿は見えていない。
もう諦めて帰ろうとした時、翔太に似ている姿が見えた。
『翔太ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー?』
翔太side
『翔太ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー?』
誰かに、そう呼ばれた。
え?と思わず顔を上げると、綺麗な瞳から宝石のような涙をこぼしている涼太の姿があった。
翔太「涼太ーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ」
翔太「涼太っ!!」
涼太「翔太っ!!!!!」
あーあー、何年ぶりだろう
やっぱ涼太が1番落ち着く
やっば俺には必要な存在なんだなぁ
翔太「ごめんなっ、、あの時守れなくて…」
涼太「こっちこそ、翔太の大事な高校生活、台無しにしてごめんね、、」
翔太「そんなことないわっ…高校行くより、お前とずっと居たかったっ…ぐす」
涼太「そっか、…ありがと…ぐすっ」
翔太「来世も、…きっと俺らは…」
涼太「うん、ぐすっ……双子でいれますように…………」
翔太「涼太、じゃあまた後でな」
涼太「おう。」
そう言って来世への道へと足を踏み込もうとする。
涼太「翔太っ!!」
翔太「ん?」
後ろから涼太の声がした。
涼太「俺ら、ぜぇーーーーったいに、一緒だよなっ…?ぐすっ」
翔太「何言ってんの」
俺は涼太の所へ行き、抱きついた。
翔太「あたりめーだよ。心配すんな。」
涼太「翔太っ…ぐすっ」
そうして俺らは違う方へと歩いていった。
そう、俺らは何度生まれ変わってもーーーーーーーーーーー
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