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8 - 猫耳メイド天岩戸事件/🏺中心CPなしギャグ

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2024年07月02日

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テンプレ猫耳つぼ浦/大変申し訳ございませんでした。


目が覚めると猫耳が生えていた。

「……いや分かんねえな? 何だ?」

つぼ浦は鏡の前で首を傾げた。いつの間にやら頭部に増えたパーツが、頭の動きに合わせて斜めに傾く。蛍光灯の光で白い猫耳は柔らかに艷めいた。

つぼ浦は頬に手を当てた。中指が普段通り人間の耳にあたる。冷えた耳たぶにピアスがついた、いつも通りの耳だ。感触もある。 そのままソロソロ腕を上にあげていく。こめかみ、側頭部をなぞってつむじに辿り着く前に暖かい感触。猫耳だ。やはりこちらにも触られている感触がある。

スベスベフサフサの毛に覆われた耳孔に指を突っ込むと、ぼぉと水の中にいるような音がする。体の中で血が流れる音だ。動揺で少し早い鼓動と、指の関節が軋む音まで聞こえた。人間の耳よりよほど感度がいい。脳みそに近いもんな、とつぼ浦は思った。

手をどければ、ひくつくこめかみに連動して猫耳がパタパタ動いた。もちろん無意識だ。

「うぉぉ……。キチイな……」

23のつぼ浦(体格良しパリピ系アロハ厳つめサングラス片耳ピアス日焼け素足男)にはビジュアル的に厳しいものがあった。この街の動物耳の連中が概ね可愛い系の顔立ちをしているのには理由があったらしい。見てて苦しいのだ。毛のないおっさんを見ているような気持ちになる。もしくは乞食にたかられた署長とか、ゴミ捨て場で寝るキャップとか。とにかく、哀れなものをみた冷笑が込み上げ、コメントすらままならない。

つぼ浦は後ろを振り返った。ゆらゆらと60cmはある長いしっぽが揺れている。先端はピッキングツールのように折れ曲がって、付 け根はズボンの中に続いている。恐る恐る下着ごと引っ張って覗けば、尻の割れ目あたりから生えていることがわかった。

「尾てい骨ってここにあったんだ……」

進化の名残りをまさかこんな形で知ることになろうとは。途方に暮れて洗面台に項垂れる。尻尾もヘニョヘニョ垂れ下がった。

このまま全部投げ出して家に帰りたいが、つぼ浦には仕事があった。憧れ叶い就職した警察だ。そりゃまあ自由に出勤していい特殊刑事課だが、出来ることなら今日も働きたい。

「……よし」

座った目でつぼ浦は自身のしっぽを鷲掴んだ。毛並みは濡れたようにやわこいが、その奥にはみちっと肉が詰まっている。親指で押せば骨の存在も感じた。覚悟に一回り大きくなったそれを、思い切り引っ張る。

「い゛っ!」

激痛。あまりの痛みに床に崩れ落ちた。自然と涙が出て、ゼーハー呼吸もままならない。排泄器官ほど近い臀部だ、過剰なほど神経が通っていて当然である。

猫耳はぺったり伏せられて、ぎゅっと尻尾も縮こまった。しっぽを踏まれた猫の反応そのものである。「いたぁい……。イタイヨォ……(高音)」とつぼ浦はしばらく泣いた。

「ナッンJ民!!?」

おトイレに来た青井が叫んだ。阿鼻叫喚である。


「へえ、起きたら猫耳が」

「そうなんすよ」

復活したつぼ浦と小便を済ませた青井は、とりあえず更衣室で膝を突き合わせた。

「でお前はなんでズボン脱いだの」

「まだちょっと痛いんです。ゴム耐えらんねえ」

「可哀想 。パンツも穴開けてやろうか?」

「これ以上人間から離れた獣になるのはちょっと」

「お前がケモノになるには毛皮とオッパイと年数が足りない」

「何の話してます?」

「黙って! 男には譲れないものがあるんだよ!」

「え? 本当何の話してますアオセン?」

「猫耳尻尾程度でケモナー向け名乗りやがって馬鹿が二度と来るな」

「来た覚えもねえんすよ俺は。帰してくれ人間に」

「そうだよなぁ! 千切るぞ!」

「もう顔真っ赤っか。アオセン頭冷やしてください」

「素人は黙れーーーっ!」

パンツ一丁のつぼ浦はかき氷をそっと渡した。青井は頭からそれを被ってようやく椅子に深く座り直す。いちご味のシロップが血のようにぽたぽた垂れていた。

「ごめん落ち着いたわ」

「良かったです」

「猫耳生える歪みとかウケんね。つぼ浦ってのが絶妙だわ」

「話続けるんすね。シャワーとか良いんですか」

「冷やされてないとまた立ち上がっちゃうから。巨悪を打ち倒さんとする勇者になっちゃうから……」

「ひでえ」

「お前の現状ほどじゃないよ。どうすんのそれ」

「こういう時ってどうしたら良いんですか?」

「千切る」

「それ以外で」

「断ち切る」

「変わってねえんすよ」

「ワガママだなぁ! そんなに嫌ならキャップに代わってもらいなさい」

「キャップの方が嫌でしょ猫耳生えたら! 俺でもこんなにビジュキツイんすよ!」

「ごめん俺が悪かった」

「誰が得するんすかこれマジで! 不幸の手紙並に存在価値ないですよ猫耳特殊刑事課つぼ浦匠!」

「そんなに言わないであげて」

「なんか適当に生やしとけって感じだしよォ。なんで白いんだよ俺の地毛じゃねえ。ブリーチしまくったヤンキーかよボケが」

「まあお前の見た目はヤンキーだよ。猫耳生えてるけど」

「生きてるのがつらい」

「可哀想」

「原因を突き止めて四肢を牛に繋いでやる……」

「牛のアテあるの?」

「キャップの牧場の豚で代用します」

「割と死にきれなそうな処刑になっちゃった」

「チクショウ……」

青井はそっと口元を抑えた。あしたのジョー(高森朝雄・ちばてつや)みたいに灰色の顔をしたつぼ浦に同情したのだ。かき氷で物理的にピンク色の頭で、つぼ浦を元気付けなければと思う。

「いや待ってつぼ浦。お前にはまだ猫耳が似合う可能性がある」

「は? 何言ってんすかアオセン。とうとう心だけじゃなく脳まで無くなりました?」

「お前の脳を前から順番に削ぎ落とすよ? じゃなくて、サングラス!」

「サングラスっすか」

「そう。今のつぼ浦に猫耳が似合わないのって、ファッションが原因なんじゃない?」

「はぁ」

「ちょっと試しにさ、他のメガネ。禊の時つけてたよね、あれとかかけてみてよ」

「マジで言ってます?」

「大マジ。ほら早く」

青井が真剣に頷くので、つぼ浦はしぶしぶロッカーを漁った。鼈甲のような派手なリムフレームは案外簡単に見つかる。ちらっと振り返れば、青井はかき氷を頭に乗せたまま真剣な顔をしていた。本気を悟って、しかめっ面でメガネをかけ代える。

「あー」

「なんすかその反応」

「可能性を感じてる」

「アオセン?」

「つぼ浦ちょっと、服屋。服屋行こ」

「いや無理、無理! 冷静になってください、俺ですよ!」

「行ける行ける行ける」

「正気かコイツ!?」

「誰がコイツじゃおら先輩命令だ!」

「ギャーっ!」

テーザー銃の早撃ち。手錠の拘束。つぼ浦はパンツ一丁でセクハラ罪の現行犯みたいに捕まった。

「アオセン! まずい! 本気でまずいです待ってください! 待てっつってんだろ童顔三十路! 30過ぎてからロスサントス来て犯罪者で人生やり直すとか言ってたくせに結局警察やってる志ぐにゃぐにゃ野郎がよォ!」

扉を出ようとする青井と、足を開きつっかえ棒にして抵抗するつぼ浦の地獄絵図。組み体操の一種のようでもあった。いちごかき氷を頭から滴らせ血走った目の青井と、バレエ選手を通り越して蝉みたいに広げられたつぼ浦のパンイチ生足。

通りかかった力二が2度見して通り過ぎてから戻ってきて「衛星テロ罪?」とつぶやく。

「カニくん! 誤解だ! アオセン止めてくれ人を現代の多様性を表すアートにしようとしてる!」

「止めるな成瀬! こいつを服屋に連れてって『可能性』を追求するんだよ! この世界の広さを観測者に思い知らせてやる!」

「なんて? エ、痴話喧嘩?」

「この状況でそんな訳ないだろ!」

「そうラブラブだから! ズブズブだから俺ら! ちょっとでいいからそっとしといてその間に全部終わらせるから!」

「アオセンを殺してくれーーーッ! 正気のアオセンを返してくれーーーッ!」

「つぼ浦さんなんでパンイチ猫耳と尻尾つけてんすか」

「起きたらこうなってたんだ俺も殺してくれーーーッ!」

「分かりました」

力二がハンドガンをつぼ浦に構え、ドンッと撃った。脳天に一発。脳漿が飛び散って青井の鬼面べとりとつく。警察死亡の通知が鳴る。

「らだおも逝くよ」

「いや待って成瀬ちょっと待゛っ」

無情。銃は躊躇いなく発砲され、物理的に青井の頭の風通しを良くした。

『すいません、救急隊の方だれか本署来れますか? 忙しかったら後ででもいいです〜』

「チクショウやられたぜ」

「痛〜い」

「で? どういう状況だったんですかさっきの。動物園の猿みたいになってましたけど」

「アオセンの暴走だぜ」

「つぼ浦が猫耳で凹むから似合うよ大丈夫って言ってあげたくて」

「あー。なるほど」

力二はぺちぺち頬を叩いて、しばらく考えてから。

「猫耳つぼ浦さんならキャップの服とかいいんじゃないですか?」

革命的な爆弾発言をかました。

「あー! いいじゃんいいじゃん」

「メガネでもいいっすけど、無くても似合いそうっすね。メガネなら線の細い丸いやつ」

「まるんがつけてるみたいな?」

「それ! らだおよく覚えてるわ」

「でしょー」

「お、おい」

「あとリボン。水色ね、これは譲らない」

「鈴は? 鈴。猫の首輪みたいなやつにさ」

「いいね〜」

「勘弁してくれ……」

「つぼ浦さん絶対カワイイですよこれ」

「だよね、ほら行けるよつぼ浦」

「それもうだって猫カフェの店員じゃないですか! 現役バリバリの警察官っすよ俺は!? 見た目も心も魂も全部キチイ!」

「だから良いんじゃないですか!!」

力二が壁を殴る。唾が飛ぶほどの大声だ。

「そういう人だから、いや、つぼ浦さんだからこそそういう方向で似合うんすよ! 需要はあります! 信じてください!」

「そうだそうだー」

「い、いや、でも」

「ほらここに二人いますよ需要! 安心してくださいつぼ浦さん、つぼ浦さんは猫耳女装メイドの才能があります。自分が信じられないなら、応援する俺たちを信じてください!」

「そうだそうだー」

「流石に、だって、気持ち悪いだろ。なぁ」

「百人が気持ち悪がっても俺は可愛いと断言します。絶対に」

「そうだそうだー」

「ちょっとで良いです。着てみてください。自信をなくしたつぼ浦さんなんて嫌なんですよ」

「そうだそうだー」

「カニくん、アオセン……」

「ワガママですいません。お願いできませんか?」

「そうだそうだー」

「……」

流石の口プ課である。つぼ浦は顔を梅干しみたいにしかめて、救急隊にその場蘇生されても無言で目を閉じて、大爆笑する神崎の指を曲がらない方向に曲げながら考え込んだ。

嵐のように救急隊が去った後。

「……外に、出ないならいいぜ」

つぼ浦は鼻の下を擦りながら言った。

親しい先輩後輩の気遣いが嬉しかったのだ。あとまあ、単純な男なので。これだけ猫耳が似合うと言われれば、すってんころりん見事に乗せられる 。

「イエーイ」

「やりましたねらだおさん」

「流石だわ」

「キャップのロッカーってどこでしたっけ?」

「俺まるんのメガネ持ってくるわ」

「キャップはそこ、まるんはこっちだぜ」

「詳しいっすね」

「まあ、不本意ながら知り合いなんで」

「キャップは特に?」

「そう」

「わはは」

「ははは」

つぼ浦の尻尾は機嫌よく揺れている。今のうちといわんばかりに、青井と力二はつぼ浦の服を引っぺがしてキャップの服を渡した。

「おぉ……。足、てか太ももあたり変な感じだな」

「スカート初っすか」

「初だな」

「サイズちょっと違う? 着心地どう?」

「慣れねえ」

「ウエスト締めますか。リボン縛り直しますよ」

「おう」

水色フリルが引き絞られて、つぼ浦はほんの微かに女性らしいウェストに近づく。青井がまるんのメガネを渡せば、丸メガネ水色メイドワンピ猫耳つぼ浦が完成する。

「ど、すか」

緊張でつぼ浦の頬は赤い。落ち着かないのか膝をすり合わせ、内股でモジモジ立っている。膝上ギリギリのスカートをなんとか伸ばすため両手を重ね、左右にピコピコ猫耳が動く。

どこまでもガタイのいい男だというのに、恥じらう仕草の一つ一つになまめかしさがあった。限界まで下げられた眉に、熱に浮かされたように潤むつぶらな瞳。二人の評価を、じっと不安に震えて待っている。それをあの、かんしゃく玉の擬人化、街の常識をぶっ壊す鮮やかな革命家、ガラも素行も悪い特殊刑事課つぼ浦匠という男がしているのだ。

青井と力二は沈黙した。思った以上に良い。見た目はもちろん、つぼ浦にこういう格好をさせた事実が二人の心をグッと掴んでいた。

「……つぼ浦さん、せっかくだから靴も別のにしましょ。ローファー、いやヒールだな」

「俺車出すわ。成瀬メイクできる? やるべきだわこれ 」

「姉貴に連絡取ります。これ天下とれますよつぼ浦さん。デビューできます」

「ど、どこにだ。舞踏会か?」

「行ける行ける。まじで全然行ける」

「アイドルでもモデルでもイケます。えマジの原石じゃん。俺ら発掘しちゃったなこ れ」

「これは成瀬だわ。もう成瀬しか勝たん」

「らだおもっすよ!」

「トリオ優勝? ありか」

「アリアリ。つぼ浦さんまじで似合ってますよ」

「そ、うか?」

つぼ浦の尻尾がテンションに合わせてぴょっと上がる。水色のスカートが持ち上がって、慌てて3人でスカートをおさえた。

「こーこでパンツ見えたら台無しだわ! 見たくないよ男のパンツ」

「つぼ浦さん尻尾どうにかなりません? スカート穴開けるとかします?」

「い、いや借り物だし、流石に不味いと思うぜ」

「……じゃ女物の下着履いたら?」

青井の提案を力二はそれだと言わんばかりに指さした。つぼ浦は慌てて首を横に振る。

「いやいやいやいや待ってくれ」

「なんすか。何が問題っすか」

「大丈夫似合うよ。保証する」

「や、嫌だぜ! に、あうとしても、なぁ。俺にもプライドってもんがあるし、見苦しい、無理だろもう!」

「いや大丈夫です、イケます。つぼ浦さんならまじでイケます」

「そうだそうだー」

「これ不味いパターンだぜ。チクショウ納得する未来が見える」

「口プもうバレてんじゃんどうすんの成瀬」

「任せろ聞いてくださいつぼ浦さん」

「なんにも聞かねえ! 俺はなんにも聞かねえ!」

つぼ浦は耳を塞いだ。が、耳を塞ぎきるには手の数が足りなかった。

「しまった上の耳がァ!」

「つぼ浦さん。まず本当に、今の服似合ってます。この街でメイド服こんなに着こなせるのつぼ浦さんくらいですよ」

「そうだそうだー」

「うぐぐ。グワー! ワーーー! 伯方の塩ーーーっ!」

「すごい可愛いです。普段とのギャップも相まって人気出ますよこれは。10億簡単に貢がれます。」

「そうだそうだー」

「南無妙法蓮華経ーーー! ピーリカピリララポポリナペーペルトーーッ!」

「今のままでも充分魅力的です。そのうえで! つぼ浦さん、完璧なあなたが見てみたい!」

「そうだそうだー」

「ぐ、が、ぐわああソーナンスッ!」

「一緒に、買い物に行きましょ? 一番似合うの贈らせてください。俺ら全力で選びます」

「そうだそうだー」

「……くっそ」

「つぼ浦さんをこの街の、いや、世界でナンバーワンの猫耳メイドにしてみせますから」

「そうだそうだー」

「……」

つぼ浦は胸を抑えてうなだれた。猫耳をペットリ頭に張り付け、苦虫を噛み潰した顔で「……負けたぜ」と言った。だが、正直な尻尾は上を向いている。

「! つぼ浦さん!」

「そうだそうだー。あ、間違えたわ」

「そこまで言うなら、やってもらおうじゃねえか。見せてみろよ『可能性』ってやつをよ……!」

「ハイ、勿論です。必ず」

「説得パート終わった? ヘリ出す準備してきていい?」

「あオケ。玄関で頼むわ」

「はいよー」

「行きましょうつぼ浦さん、エスコートしますよ」

「ああ、頼むぜ。アオセン、カニくん」

「なに?」

「なんすか?」

「ありがとな」

つぼ浦は鼻の下を赤くなるほどこすりながら言った。すってんころりんどころかロケットの噴射口の勢いでとんでもなく調子に乗っていた。

青井と力二は優しく、力強い微笑みを返し、更衣室の扉を開けた。

ドサドサドサドサ、と大量の警察署員が雪崩を起こし倒れこんできた。全員、聞き耳を立てていたのだ。あれだけ大声で叫んでいればそりゃそう、世界一の猫耳メイド服つぼ浦とかいうワードの集客率は120%を超えていた。

一番下で下敷きになっているキャップがなんとかつぼ浦を見て。

「つぼつぼ、似合っているな。流石特殊刑事課だ」

と親指を立てた。

つぼ浦は無言無表情で立ち上がり、綺麗に回れ右してロッカーの中に自分を収納した。

「全゛員゛く゛た゛ば゛れ゛ーーーっ!!」

迫真の音割れ大絶叫。ロッカーの中で反響したそれは、警察署の外まで響いたそうだ。


つぼ浦が出てきたのはこの3時間後、猫耳と尻尾が消えたのは12時間後であった。後に伝わるロスサントス猫耳メイド天岩戸事件である。


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