Kuni side -
ぱちりと目を覚ます。
目の前には服のはだけたゆさんが眠っていた。
身体を起こすと、
(運動不足のせいで)上半身がずきりと少し痛む。
…そうだ、昨日。
ゆうさんと共に、一線を越えたのだ。
すべて思い出した。
あの時のゆうさんの声、息、瞳。
思い出すだけで身体が快楽で震える。
今ここで無防備に眠っている彼も、
昨日は俺の下であんなに溶けていたのだ。
静かに眠る愛しい彼に、
そっとひとつ、口付けをする。
口内に舌を侵入させようとして、やっぱり止めた。
あぁ、なんて可愛らしいんだろう。
可愛い。
可愛い可愛いかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいカワイイ…
「んっ、んん…くにお…?」
「あ、ごめん。 起こしちゃった?」
はっとして、
彼の口からそっと自分の口を離す。
彼の細い身体を支え、抱き起こしてあげると、
彼はぱちりと目を開けた。
そんな彼をぎゅうっと腕の中に収め、
愛らしく見つめながら、こう言う。
「おはよう!」
彼もきっと、同じように返してくれるだろう。
もうすぐで。
コメント
5件
最高すぎて死ぬ👍続きとかあるんですかね?