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貴 方 の 亡 骸 は 泣 い て い た
夜は静かで
街灯が街を照らす
照らして欲しくないものすらも
柳「…ッ…ぁ”…!ガタカタッ…」
rd「そんな顔しなくても良くない?」
rd「それにサクッと俺殺すよニコ」
mb「ヒッ!」
柳「(まずは生徒の身の安全の優先ッ!!」
柳「今すぐ警察のとこまで行けッ!」
柳「場所は少し遠いが走れッ!」
mb「でッ、でもッ!(((」
黙って早く走れッ!
mb「ッ!ダッ!」
柳「(よしよしッ…それでいいッ…」
rd「話は済んだぁ?ザッザッ…」
柳「おいおいッ…まだ私はお前とは話せてないぞッ…!w」
rd「話す必要なんてないでしょ…ジトッ…」
柳「いきなり草切り鎌持って現れた親友見たら説明も欲しいんだよッ…」
本当はもっとある
此奴が一体何に恐れているのか
いつから私達を突き放すようになったのか
話して欲しかった
お前がいつも苦しそうに
彼奴を見る理由も全て
だって私たちは
柳「なぁッ…親友ッ…w」
rd「お前らなんか親友じゃないよ…バッ!」
柳「ッ!!」
rd「ドンッ!」
柳「カハッ!」
柳「ズサッ!」
柳「タラッ…」
柳「レディに暴力なんて酷いじゃないかッwプッ!」
rd「終わりにしようッ…バッ!」
満月に重なる鎌と男
まるで救いと言わんばかりに輝く
でも私は
その光が嫌いなんだ
柳「ガシッ!!」
rd「しつこいなぁ”ッ…ビキッ…!」
柳「私もッ…!流石に黙って殺されるのは嫌でねッ…!ググッ…!」
柳「何が怖いんだいッ…!」
柳「幸せかッ?私達に憎まれることかッ?!」
rd「うるさいッ!グッ!」
柳「お前が泣いてまでッ…!」
rd「ポタポタッ…!」
私を殺す必要はないだろうがッ… !
柳「…まだッ…まだ絵斗が全ての元凶だとも思っているのかッ…?」
柳「そう思っているならお前はッ!(((」
rd「実際そうじゃんッ!」
rd「だからッ…!だからお前が死ななきゃ行けないんだろッ!ツー…」
柳「らだ男は頑張ってるよ…」
rd「…ッ?」
柳「周りが気づかなかったとしても…」
柳「死んでお前の苦しみが忘れ去られようとも…」
柳「私はお前のその痛みを…苦しみを…」
忘れず受け止めるよ
rd「ぅあ”ッ…!ポタポタッ…」
本当の親友だった
俺にとって唯一のことを話せる存在だった
彼奴とは違う
痛みを全て理解する親友
それがお前だったんだ
rd「ポタポタッ…!」
柳「…ッ…私のことが嫌いなくせにッ…」
rd「フッー!フッー…!」
柳「ッ!」
あぁ、私は何も分かってなかったのか
猿山らだ男がどういう男なのか
救わなくては
私たちという
“親友”という言葉に縛られる彼を
柳「…お前に殺されなくともッ……!パシッ!」
掴み取った暖かい人の
親友の温度が手に伝わる
私は酷いなぁ
柳「私はッ…私の手で自分を殺すよッ…w」
rd「はッ?今から俺がッ(((」
柳「あぁそうだッwちゃんとこの死体は学校に運んでくれよッ…wグッ…!」
rd「やめろッ!!何してんのッ!((」
柳「すまんなぁ”ッ…」
次生まれ変われるなら
寝て食って起きて
買い物したりして
他にも色々趣味を満喫して
普通の日々を送りたい
柳「……泣くッ…ナよ…スッ…」
rd「ぁあ”ッ…ぁああぁあ”ッ!」
柳「……ニコッ…スルッ…」
頬にあった手は
地面へと落ちていく
鮮やかじゃない
黒に等しい赤色が広がっていく
笑ったまま死んでいく親友
行かないで
行かないでよ
本当は死んで欲しいとか思ってないから
俺まだちゃんとありがとうって言えてない
rd「うぁああ”ぁ”あぁああ”ッ!」
パトカーの音が遠くから聞こえる
静まり返った町は
いつだって俺たちを見放す
rd「こんなんじゃなかったッ!こんなんじゃッ!(((」
まさに人殺しって感じっすね
syp「……アンタっすか…毎回毎回ッ…先生を死に追いやってたんわ…ジトッ…」
rd「ちがッ!」
誰かわからない
でもとにかく否定したい
その否定したいとは
一体何を?
親友を殺したこと?
彼奴が親友だったこと?
何が言いたいか分からなくなって
言葉が泡のように消えていく
rd「おッ、俺はッ…ガタカタッ…!」
その時
脳内でまたアイツが語りかける
邪魔な奴は殺してしまおう
syp「言い訳考える暇あったら教えて欲しいんですけど…イラッ…」
rd「……スッ…」
rd「バッ!」
syp「ッ!!」
syp「ぉわッ!ドサッ!」
syp「いきなり斬りかかるとかッ…これやから話の通じひん大人は嫌いなんやッ…!ザリッ…」
rd「おいお~い…ガキは帰る時間だぞ~…ザッ…」
syp「帰る前にお前を絶対に殺すッ…ギョロッ!」
rd「ニヒッ!w」
さぁ、親友のため
想い人のため
または神のため
その身を捧げよ
命尽きる夜明けまで…
「 亀 裂 の 入 っ た 時 間 .」
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