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時間の流れは速いもので、スキャンダルが出てから一〇日経った。謝罪行脚以降、私は外に出ていない。
時間の流れと共に少しずつ前向きな気持ちが蘇ってきた。この堕落した生活は、そろそろ変えなければならないだろう。スキャンダルによる契約解除の違約金を清算するために、私はSELENに仕事をしたいと申し出た。私の前向きな変化を喜んでくれたSELENが提案したのは、私にとって嫌な分野の仕事だった。
『──って感じだから、頑張ろうね』
「……SELEN」
『ん?』
「無理だよ」
『何が?』
「……女性向けファッション誌の、読者参加型公開オーディション企画で優勝して専属モデルになるなんて無理」
『どうして?』
「だってスキャンダルの相手は羽田要だよ? 女性ファンばかりのアイドルだよ?」
『だから?』
「女性向****************************
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