〖僕の演技〗
本作は〖出来損ない〗の続編となっております
〖出来損ない〗のネタバレ等含みますのでそちらをご覧になってからご覧下さい
水「あははッ」
「演技って面白いな〜ッ」
「みーんな騙されるッ」
そしてボクは今日も
水「みんなおはよー!」
人間を騙す、誰にもバレない綺麗で醜い演技をする
白「もうすっかり元気になったな!」
水「まぁ天才の僕にかかれば余裕だよッ!」
でも嘘でもいいからみんなと過ごしたい
そんな簡単な願いでも叶えてくれなかった
女2「稲荷君ってみんなの事騙してたらしいよ〜w?」
スタスタスタッ
トタッ
ガラガラッ
水「ぇッ……?」
なんでッバレたのッ…?
モ「えー?稲荷さいてー!」
水「あ………ぁ…」
逃げたいッ
逃げたいのに足が動かないッ
モ「ッ!?稲荷ッ」
目の前がぼやけて
足が震えるッ
パリンッ
手の力が抜け
花瓶を落としてしまう
ドサッ
その場でボクは倒れ込む
女の子座りの体勢になる
水「はぁッ”…はぁッ”…」
白「いむ君ッ!」
「_______ッ!」
嫌だッ聞きたくないッ
どうせバカにされるッ
裏切られる
もうこれ以上
水「壊さないでよッ………ボクをッ…」
「やめてよッ……」
女2「やっぱりだっさーッw!」
「ほんとにみっともないわねッ”w!」
ドスッ
水「……」
何も…感じない
痛くない
女2「なんか言いなさいよッ”!」
ワシャッ
ドンッ
ボクは前髪を掴まれて壁に押し当てられた
血が滴ってるはずなのに何も感じなかった
痛くも苦しくも楽しくもない
女2「まさかあんた、痛くないの?」
水「そんな感情出来損ないのボクに無いよ有っても無駄だと思う」
ピーンポンパーンポーン
〖不審者が侵入しました〗
〖直ちに逃げてください〗
女2「ッ”!?」
パッ
タッタッタッタッ!
白「いむ君ッ!立てるッ?」
水「もういいよッ」
「さっき聞こえたんだ児童を出せって」
「ボクが行けば、大丈夫なんだから」
「しょーちゃんは体育館の方に逃げて」
白「でもッ…」
タッタッタッタッ!
不「どこだッ”!」
水「ほらッ逃げてッ!」
ドンッ!
白「絶対帰って来るんやで!」
タッタッタッタッ!
水「……」
スタスタスタッ
バッ
不「おいッ”そこを通せ」
水「嫌だね」
先「稲荷さんッ!?」
不「通さねぇならお前を殺す」
水「別にいいよ?」
不「ッ”!!」
ザクッ”!
水「……カハッ”…」
刺されたら
こんなに苦しいんだ
痛くは無いけど息が詰まって苦しい
規則正しい息の仕方ができない
水「カ…ヒュッ”…」
不「はぁッ”!許さねぇッ”!」
タッタッタッタッ!
ガシッ
ドサッ
水「ぅ”……?」
何も考えれなくッ
白「先生ッ!今のうちにッ!」
先2「ッ”!」
ドンッ”(さすまた)
パッ
不「くそッ”…くそ〜ッ”!」
タッタッタッタッ!
白「いむ君ッ”!」
水「……」
白「いむ君ッ”…?」
「なぁッ”…返事してやッ”」
ユサユサッ
水「ウ”……ァ”…」
白「まだ生きてるッ…」
ピーポーピーポー
もうそこからは記憶が無かった
気づいたら静かに寝ている最愛の友、いむ君の隣にいた
白「ッ””…」
水「ん……」
パチッ
白「いむ君ッ”!?」
水「しょーちゃんッ……?」
白「ッ”…」ウルッ
目を開けると真っ白な天井と今でも紫色の瞳から涙が零れそうな君がいた
白「良かったッ”良かったぁッ”…」ポロッ
ギュッ
ぼクの手を君は優しく握った
水「なんでこんなぼクごときで泣くの」
白「それはッ”…いむ君が誰よりも大切やからッ”」
水「ッ”!?」
その言葉を言われた時
ぼくの心の霧が一気に晴れて開放されたような気持ちになった
水「今までッ”…ごめんねッ”」
白「ほんまのいむ君に戻ったんかッ?」
水「うんッ”…!」ニコッ
「今ッ心の霧が晴れた気がしたんだッ」
「ありがとッしょーちゃん!」
白「おかえりッ”いむ君ッ”…!」ニコッ
𝕖𝕟𝕕 𓂃 𓈒𓏸
最近続編はひとつの物語にすると長くなることを学びました✌️
30話行きそうで嬉しいです😊
それではまたね!
コメント
2件
.˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚. やっぱつきっち天才だわ… 💎くん元に戻って良かった泣 一旦犯人といじめたやつ56すか?私が直々に手を下してやろう フフフ(´^∀^`)フフフ… 次の話何か楽しみにしてる〜