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【消えたい僕と消えない君】
俺はこう、
高校2年生、趣味は音楽と映画が好きなオタク
友達もいないし、いじめの標的にされている。
とても苦痛で、学校に行きたくない。
でも何とか、毎日重い腰を上げて行っている。
そんな暗くて悲しい学校生活
今日は少し早く起き
電気も付けずに、1人でご飯を食べ食器を洗い
制服に着替える。
そんないつもと変わらない生活
ドアを開け、明るい世界へ1歩また踏み出す。
毎回外に出ると、息が苦しくなる。
何故か?そんなのは分かりきってる。
生きているのが辛いんだ、
かと言って死にたいわけじゃない
苦しいのは嫌だし、
好きな監督の映画や漫画を見ることが出来なくなるのも嫌だ。
わがままなのはわかってる。
でもただこの明るく眩しい世界が、
生きずらくて仕方ない。
周りから聞こえる近所の人達の挨拶
人々の話し声、歩く音
車が走り遠くなっていく音
全て”嫌い”だった
そんな世界に溶け込めない
“異物”の自分自身が
1番嫌いだったかもしれない
そんな異物の俺
「はぁ」とため息をつき歩き出す
でもそんな時でもイヤホンを付け
音楽を聴く
音楽を聴いてるとまるでこの世界の主人公に
なったような気分になれる。
今日も再生ボタンが押されBGMが流れる。
早歩きで道を歩いた。
ふと、あたりを見渡すと
河川敷があった
登った太陽と川なんていい”シチュエーション”
なんだろうまるで、映画を見始めた時のような
高揚感を感じれるそこに流れる音楽
音楽だけが、この明かるくて周りを見れない世界の道標だった。
その長いような短い時間を過ごし、
再び学校へ向かった
(今日は学校に早くついた)
誰もいない校門いつもより、少しワクワクした
いじめっ子もそれを見て見ぬふりする先生も
それを見てるだけの同級生も誰もいない
“自分だけの空間”
今日はいつもと違うことをしたい
だから当たり前のように落書きをしてある机に
荷物を置き、
「はぁ」とため息をついて
それから深く息を吸い
階段を上った
この学校は珍しく屋上を開けている。
ヤンキーがたまり場にしているため
俺にとっては初めての屋上
扉を開き広がる景色、横から来る風
全てが心地よかったそしてそこに
“君が居た”