テラーノベル
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亮平との行為の中で分かったことがある。亮平が長袖を着ていたのは佐久間くんからのキスマを隠すだめだった。
でも一箇所だけおかしいとこがあった。右足首が円周全体に痣があった。殴られたとか蹴られたとかの跡じゃない。縛られたような感じだ。そんな濃くはないが、俺にははっきりと見えた。
亮平はバレてないとでも思っているのか、何も話してくれない。きっと、問い詰めても言い訳するだろうから、亮平には聞かない。
________聞くならこっち。
mg「佐久間くん」
sk「マジでさ、蓮に会ったの久しぶりな感じがするわ」
mg「まだ一週間も経ってないのに?」
sk「映画撮影してて毎日が濃厚だから、9人収録の日が遠く感じんの」
佐久間くんは一週間地方と言ったけれど、その間に俺とCM撮影があった。風呂友が故にバスタブのCM。時間の都合上このタイミングになったらしい。
mg「佐久間くん、話したいことある」
sk「んー?」
mg「いや、今言ったら変な感じになるから撮影終わってからね」
sk「?……分かった」
流石に撮影前に言ってしまえば、撮影中気まずくなるから辞めておく。
佐久間くん、ごめん。俺、これから先、佐久間くんのこと許せなくなるかもしれない。それでもメンバーでいたいから、許せない俺を許さないで。
撮影終了後
sk「それで?話したいことって?」
mg「佐久間くん、俺…」
mg「阿部ちゃんのことが好きなんです」
sk「は?」
mg「佐久間くんと付き合ってるって知って、俺ものすごく悲しかったんです。もう何年も片思いで」
sk「そうだったんだ…」
mg「だから…」
mg「阿部ちゃんを苦しめたら、俺が許さないから」
それだけ言い残して帰宅した。流石に足首の跡のことについて聞くのは早すぎる。何でお前が知ってんの?ってなるでしょ。そしたら多分、佐久間くんは俺じゃなくて亮平を襲うと思う。
これは、亮平が苦しまないための作戦。
佐久間side
分からなくなった。今までどうやって接していたか。倦怠期だと言い聞かせて冷たく接してしまってから、康二のことを好きになってしまってから、俺は阿部ちゃんへの愛し方が分からなくなってしまった。
阿部ちゃん、多分もう俺のこと好きじゃないんだよね。態度で大体分かる。もし、俺が普通になったら、阿部ちゃん別れを切り出してくる。俺だって、簡単に別れられるならそうしたい。
でも怖いんだよ。メンバーに戻れるか、親友に戻れるのか不安で、恋人という関係がなくなったら、何もなくなってしまうような気がして。
康二と恋人になりたい、阿部ちゃんを解放したいという気持ちと、阿部ちゃんと話せなくなるのが怖いという気持ちが入り交じって頭がこんがらがって、結局阿部ちゃんを縛って。
蓮から言われた言葉。阿部ちゃんのことが好き、阿部ちゃんを苦しめたら許さない。きっと、これは俺に向けられた宣戦布告。蓮は俺から阿部ちゃんを奪おうとしている。でもごめん、阿部ちゃんを自分の支配下に置いておきたいんだ。だからごめんね。
________蓮の気持ちは実らせない。
阿部side
今日は佐久間が帰ってくる日。またあの生活が始まる、なんて酷いこと思ってごめんなさい。でも、本当に最近佐久間が怖い。ちゃんと話さなきゃ。
実は、あの日からめめと一緒にいる時間が増えた。身体を重ねた訳ではないが、そばにいてくれるだけの安心感がある。
それなのに、それだけじゃ物足りなくなる。もっとめめを、蓮を感じたい。こんな欲が出るのは、佐久間でもなかった。
今日帰ってくると言えど、帰りは夜遅い。家に10時頃帰宅する予定らしい。
それだからか…
mg「阿部ちゃん、今日阿部ちゃんち行っていい?」
ab「えっ、佐久間帰って来るよ?」
mg「それでいいよ」
ab「バレたらどうすんの?」
mg「後出しって言ったのは誰でしたっけ?」
そんなことを耳元で囁かれた。事実を言われると断れなくなる。
mg「それに、今日話そうよ」
ab「えっ?」
mg「一旦、三人で話そ。それから阿部ちゃんと佐久間くん、二人で話しな」
ab「でも…」
mg「今の佐久間くん、何らかの理由がないと話してくんないっしょ。俺らの関係見せたらそのきっかけになるんじゃないかな」
ab「…分かった」
目黒side
少し狂気的な作戦を思いついてしまった。俺って狂愛なのかな?笑。でもメンヘラでもヤンデレでも狂気でもない。亮平を思い、自分の欲に素直になる。それが俺。
仕事が終わり、亮平と一緒に家に行く。亮平の家に行くのは初めて。愛する人の家に上がることに緊張し、反対に、ここで佐久間くんと二人で暮らしているのかと思うと嫉妬心が湧いてくる。
mg「亮平」
ab「名前で呼ばないでよ…」
mg「なんで?」
ab「…蓮が俺を名前で呼ぶときは、スイッチ入ってるときだから」
mg「知ってるんだ。ならいいでしょ?」
そう言って亮平に深く口付けをして、亮平の腰に手を回し、ゆっくりとした手つきで撫でて引き寄せる。離れては結んでを繰り返す唇から「蓮…蓮…」と甘い吐息が漏れる。亮平とキスを繰り返しながら寝室へ向かう。
佐久間side
地方の撮影が終わり、家に帰宅する。意外と一週間も阿部ちゃんと離れると、前にどんな風に接していたのかが分からなくなる。
ab「ぅ…待って…ッ!」
えっ?阿部ちゃんの声?しかも、なんか喘ぎ声みたいで…
喘ぎ声なのか?阿部ちゃん、一人じゃないの?もしくは、一人で?そんな訳ない。
そんな考えがよぎった時に、ふと思った。ああ、あん時の阿部ちゃんも同じ気持ちだったのかな。恋人が家に違う人を上げてイチャイチャしているのを知ってしまうモヤモヤ。でも何故だかそんなに苦しくなくて。相手が幸せなのを見てると、少し安心してしまう。
恐る恐る真実のドアに手をかけ、勇気を出してドアを開けると…
ab「…佐久間?」
そこには、裸の阿部ちゃんと蓮がいた。
目黒side
佐久間くんが帰ってきた。玄関のドアが開いたのと、「ただいま」という声で既に気付いていた。一旦動きを止めて、ベットの上で亮平を抱きしめた。その時____
ガチャ
ab「…佐久間?」
sk「阿部ちゃん…」
________ここからは、修羅場の始まり。
#すのみそか
@ 碧 林 檎
97
桃紫 さく🌸
39
#阿部亮平
コメント
3件

わ〜どうなるのか…😨 🖤と🩷が💚思っての事なのか 違う方向に進まないで欲しい。
うわあ、第7話、めちゃくちゃ重い展開が来たね…!亮平の足首の痣が「縛られた跡」っていうのがもう、ゾッとするし、蓮が気づいてるのに亮平を守るために佐久間くんに直接言わないで「阿部ちゃんを苦しめたら許さない」って牽制するところ、切なすぎるよ。 佐久間くんの「支配下に置いておきたい」っていう歪んだ執着も、亮平が蓮に「名前で呼ぶときはスイッチ入ってるとき」って言うのも、全部裏表で動いてて胸が締め付けられる。最後のバッタリ修羅場、どうなるんだろう…続きが気になりすぎる!