あてんしょん 🎀🪄︎︎✡️❕
今回は魔法少女パロでいかせていただきます!!!色んなシリーズ連載してるくせに完結させられなくてすみません///💗
これでも連載終わらせるぞ!!と意気込んではいるのですが筆が進まず進捗はダメダメなんです…なので新しいシリーズ書いてリフレッシュさせていただきます!!!
○玲王愛され?
○魔法少女パロ
○サッカーしてません
○わざ名とかあります(かなり痛いのはわかってるよ!!!許して!!)
○捏造、口調迷子、キャラ崩壊、ネタバレ注意⚠️
○謎時空
○玲王視点
それでも良ければどうぞ!⬇
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玲王視点
「ねぇレオ〜」
「ん〜?どうしたんだ凪?」
俺たちはなにもないかのように、何も知らないかのように当たり前のように空港内を歩いていた。途中、死角から魔法少女達が飛び出して襲ってきたりしたが全て返り討ちにしてやって今である。
「ここ、魔法少女の気配しかしないよ。ホントにレオのお家の人いるの?」
「え、、あぁ…言われてみればそうだな…普通の人間の気配がしねぇ…」
実は魔法少女は、普通の人とは違ってオーラのような独特なその人特有の存在感を発してしまう。なので魔法少女同士はわかるし、魔法少女は五感が優れているので普通の人間の気配もわかって、人助けが楽になるという悪い大人たちが大好きな設定がてんこ盛りなのだ。
「もしかしてだけどさ、レオの使用人さんたちレオパパさんに回収されたんじゃない?魔法少女ってバレて」
「確かにこんだけ騒いどきゃわかるよなぁ…多分そうかもしれねぇ。ごめんな、凪…」
俺はせっかく凪と海外に行けると、ほんの少しだが楽しみにしていたので少なからずショックを受け、海外での逃亡生活を楽しみにしていたであろう凪に謝罪する。
「ううん。全然想定内、レオは謝んなくていいよ。それに海外じゃなくても、レオと2人きりで暮らせる場所なんて沢山あるし気にしないで 」
「凪ぃ…!」
凪はうっすらと微笑みながら俺があげたネックレスを弄る。せっかくネックレスで気分上がってたのに…と凪の首にかかっているネックレスを見ながら気分が下がる。やはり期待していたぶんダメージは自分の中で大きかったみたいだ。いや、マジでショック…
そうこうしていたらコツコツと前方から靴の音がしてくる。
「…きたよ、レオ」
「そうみたいだな。凪」
俺たちは前方から来る敵に備えて攻撃準備をする。気配的に敵の人数は4人…いや、5人だ。随分多いな…と溜息をつきそうになるがこれ以上幸せが逃げるなんて許せないため意地でも溜息はつかない。なんて馬鹿みたいなことを考えていたら敵の姿が見えてくる。センターで歩いてくるのは見るからにひょろっちぃ、平々凡々な男の魔法少女だった。彼はふぅ…と深呼吸をしてじっと俺たちを見つめ、しばらくすると口を開く。
「えぇっと……俺たちはお前たちと同じ魔法少女なんだけど、できれば争いたくないんだ。だからここで諦めてくれないか?」
彼は至って真剣そうにこちらを眺めつつ、いつ戦いが始まってもいいように武器をすぐ取り出せるように構えながら慎重に交渉を持ち出す。
「「……」」
「にゃはは♪凄いねちぎりん!ここの前にいた奴ら全員やられちゃったよ!」
突然、先程喋っていた黒髪の後ろから特殊な髪色の少年がニコニコしながら、赤髪長髪男に話しかける。
「おー、すげぇな〜。てかそのネックレスちょー綺麗じゃん、どこの?」
赤髪は奇抜な髪色のやつの話に適当に返してから、凪のネックレスを羨ましそうにじっとと観察し始める。
「コラお嬢、敵に聞く内容じゃないと思うぞ。あと聞くべきじゃないだろ」
オレンジ髪のツンツン頭が赤髪にツッコミをして、ネックレスに興奮している赤髪を止めるかのようにチョップを食らわせ、赤髪がキレてギャーギャーと動物園並みに騒がしくなる。
「うるせぇ、さっさと倒すぞ」
この空気感をぶち壊さず、かと言って邪魔している?ような発言をするのは下まつげがボーボーに生えている美青年だ。なかなかの綺麗な顔つきにたまらず俺はジーッと観察してしまう。そして、俺の視線に気づいたのか下まつげボーボー野郎がぷいっと顔をあからさまにそらしてくる。今までぷいっとする側だったのでなんかショックだ…
「おい!お前ら俺のいい感じの言葉の雰囲気壊すなよ!?」
つい先程まで空気とかしていた、最初に俺たちに喧嘩売ってきたやつは完全に収集役となり戦いも始まっていないのに既に疲れた顔をしている。 さっきまで(会った瞬間)の冷ややかな雰囲気はどこに行ったのやら、なぜか和気あいあいとし出す目の前のヤツらに疑問しかわかない。こいつら馬鹿なのか?とすら思えてくる。まぁこの様子だと少なくとも俺たちよりかは確実に馬鹿だろうが…
「このネックレスね、レオが作ってくれたんだ。いいでしょー」
「ちょっ!?凪?!」
さっきの赤髪の話をかなーりの時間スルーしてから、凪は自慢げにネックレスを赤髪に見せつける。話しかけられたことに驚いたのか、さっきまで喧嘩していた赤髪はツンツン頭の頭をぐちゃぐちゃにする手を止めて、大きく目を見開いてこちらを眺める。他の奴らも同様でシーン…と一言も発せずに凪を見つめる。
「ねぇレオ。俺今度はイヤリングも作って欲しいなぁ…」
「はぁ!?なんで今ここで言うんだよ!?」
「んー…欲しくなっちゃったから?」
「全くもう…この子は…」
相変わらずの緩さに思わずつられて頬が緩んでしまい、凪の頭をなでなでしてしまう。凪は「うにゃ…」と猫かと思うほどに甘ったるく可愛い声で俺の手を甘んじて受け入れてくれる。クソっ!やはり俺の相棒は可愛い!と、うつつを抜かしているとキン…と金属が地面に落ちる音が鼓膜を揺らす。手を止めてその音の方に目を向けてみれば、信じられないようなものを見る目で俺たちを見ている黒髪平凡顔が、俺たちを攻撃する武器であろう杖らしき棒を地面に落としたまま放心していた。
「…潔?大丈夫?もしもーし?」
「ぶはっ、コイツあまりのリア充空間に耐えきれなくなって失神してんじゃん笑ウケる」
そう言って放心しているやつをみて、笑う2人を俺たちは警戒しながら逃走経路を確認する。親父に買収されているであろうジェット機の人間は使えないし、そもそもパスポートが御影の力で使えなくさせられているかもしれない現状で、海外に行くほど馬鹿な人間では無い俺たちは日本でひっそりと生きていくために、まずここから逃げる方法をこの優秀な脳みそを使って考える。
「ねぇレオ。ここ出たらどこ行きたい?」
凪も俺と同じことを考えていたらしく、早々に考えるのが面倒になったのか俺に答えを求めてくる。
「……、そうだな。俺、実はそんな田舎に行ったことねぇから田舎に行ってみてぇわ」
「ふーん…じゃあ俺がレオのこと案内してあげんね。」
俺がそんなことを提案するといつもみたいに、どうでもいいかのように返事をしてこれからの未来を想像してほんのり楽しそうに俺に目配せをする。
「おう、任せたぜ宝物」
俺たちの仲睦まじい姿を見て、憎たらしげに視線を寄せてくる敵の視線を、少しだけ気にしながら凪の髪を整えて綺麗に装う。頭皮に少し指が当たってしまう度に、「レオ〜、くすぐったい」と可愛らしい声を上げる凪を見て俺の心臓は母性?で心臓発作を起こしそうになるが必死に耐える。そしてそのついでにちゃっかり足踏みをして体を慣らしておく。凪にも小声で指示をして足踏みをさせる。そんな俺たちに気づいたのか、敵の1人が全体に声をかける。
「おい、お前らいつまで惚けてるつもりだ。アイツら逃げる気満々だぞ」
「はぁ!?マジかよ!」
「やばいね〜!!ここで食い止めてブルーロックに連れてかないと!ね!潔!」
「だな。絵心さんに今回のやつは絶対逃がすなって言われてるし、資金援助だっけ?あれがないと結構キツイみたいだから頑張んねぇと…」
オレンジ髪の筋肉質の男が派手髪のやつに耳打ちするようにボソ…と口元を隠して最後に言ったのだろう、資金援助についての話題はしっかりこちらに聞こえてしまったので、彼らの目的はバッチリ把握できてしまった。
「へー…アンタらもうちの父さんに金貰ってたんだな。なら余計捕まるわけには行かねぇよ、残念だったな耳打ち失敗だ」
「はぁ!?金?!なんのこと……って、もしかしてお前が例の御影コーポレーションの御曹司?!」
俺が呆れたように彼らを嘲笑うように口を開くと、先程まで立ち尽くしていたはずの平凡くんがバッと飛び起きて俺らに反論してきたかと思ったら、今度は目を大きく見開いてこちらをじっと観察し始めてくる。
「うわっ…キモ…レオのこと気持ち悪い目で見てるの俺の方がゾワッて鳥肌立つ…レオ、毎回自分の素性明かす時こんな視線味わってたの?」
俺が見慣れた視線を受けながら凪のふわふわの頭を撫でていると、凪はパシッと俺の手を取ってまるで幽霊でも見たかのように信じられないような目で俺を見てくる。
「ん?あー…まぁ比較的そうだな。でももう慣れたな。人を推し量るような視線も、獲物を見つけて狩ろうとしてる視線も。」
「ふーん…お金持ちって大変だね、レオに出会う前はお金持ちって、好きなだけ豪遊できて好きなだけ寝て食って寝ての生活出来て楽そうって思ってたけど、実際目の当たりにするとヤなもんだね」
いつものめんどくさがり屋の凪にはありえない、俺を知ろうとしてくれる凪の様子に一瞬戸惑って、動きを固まらせてしまうが反応しないといけないことに気づいてすぐに口を開く。
「…ハハッ!当たり前だろ!特に凪みてぇな面倒くさがりには向いてねぇな〜、親の玩具にされて親がやらせたい習い事やらされたり、親の見栄で賞取らされたり…あ、不正はしてねぇよ?あとはテストの順位指定されたり…?」
「うっっっわ……キッツ…」
「でも意外と便利なこともあるんだぜ?親の言うことを聞く代わりに俺のしたいことをやらせてもらえるんだ。例えば絵が欲しかったら絶対貰えるし、やりたいことがあれば基本制限なしにやらせてもらえるし、親の権力で周りの人間は操り放題。ま、俺と俺の親はお互いにお互いを利用しあってきた関係ってことだな」
俺はそれだけ言うと、凪は何も言わずにじっ…とただ俺を見つめてきてそっと俺の頬に触れる。
「でも、それも今日で終わりだね。これから俺たちはその親から逃げるんだから、レオもレオの親に縛られる必要なんてないんだ」
「…!はは。まぁそうだな…よし!凪!逃げんぞ!」
「OK、BOSS…」
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▷魔法少女パロでの用語確認◁(本編とは無関係です)
○魔法少女▷▷▷特別な力を持った少年少女達のことをまとめて呼ぶ総称。だがここではご都合が働き魔法少女(女)はモブ(当て馬)しか出てきませんので、特別な力を持った人をそう呼ぶって思ってくれたらいいです!
○魔法少女育成施設▷▷▷上記参照の元、魔法少女を育成する施設の呼び名。管理者は絵心 甚八と帝襟 アンリちゃん。マネージャーなどという夢女子、夢男子に夢を見る隙など与えぬマネージャーなし設定でいかせてもらってます。(もしかしたら今後、当て馬という形でモブが出るかもしれません⚠もしもの話です、あまり期待しないでください)
○魔法少女候補生▷▷▷ブルーロックという呼び名が青い監獄と呼ばれるので、それを捻って監獄生という名がついた。魔法少女とは違ってまだ魔法少女育成施設(ブルーロック)に収容されていない魔法少女予備軍(ここでは凪玲)の人間のことを言う。
○魔法少女の力▷▷▷魔法少女(ブルーロッカーズ)だけが使える特別な力。個人個人によって能力が異なり、いくつも必殺技や通常攻撃のような※エネルギーを大量消費しない攻撃や治療特化、防御特化の魔法のようなものがある(人による)。未熟者で1個、普通の人で2~5個、超人で5~10個と個々での能力値が大きく別れている。(未熟者は必殺技1個の場合もあるが、通常攻撃が1個の場合もある)
必殺技、通常攻撃といったものもあるが身体能力も魔法少女の力の総称として存在している。例えば腕力、瞬発力、体力、ジャンプ力etc.なんかの身体のことに関することのほぼ全てが向上する。ただし向上するのは身体能力だけなのでおバカな人はおバカなまま。
▷※エネルギーとは?……1話の説明通り魔法少女は力を使いすぎると死んでしまう。このことから魔法少女の魔法のエネルギーとなるもの自身の寿命である。未熟者は魔法が上手く使えないので、無理に連発して使ってしまうと死んでしまう可能性がある。
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用語の説明するのが遅くなってすみませんでした!!これですこしでも作品がより理解でき、楽しめることができますように願っております!!🤝
コメント
11件
続きが早くみたいです!
このお話めっちゃハマりました︎💕︎面白いです!!続き待ってます︎💕︎