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旧双黒最高です!
☆気分で続く______!
「何で僕が蛞蝓何かと学校に来なきゃいけないの!?」
「あ゙ぁ゙!?其れは此方の台詞だ!!首領の命令じゃ無かったら手前何かとこんな所来ねぇわ!!」
「キャンキャン五月蝿いよ!黙って走れない訳!?」
「抑今走ってんのは手前が『良い川だね』とか言いながら入水してたからだろうが!!」
「良い川が在ったら入水するだろう普通!」
「そんなの手前しかやらねぇよ!!!」
都立神山高校。
此処に来たのは森さんが『この学校に異能力者が居る』、と言う事で見に行ってきて欲しいとの事だ。
何で僕…しかも中也何かと一緒に来なきゃ行けないなんて最悪だけど任務だからこなすしか無いの、本当に最っ悪。
而クラスも一緒とか本当有り得ない。最悪。
「本当嫌になるよ。こんな蛞蝓と一緒のクラスで1ヶ月以上も生活しなきゃいけないなんて任務じゃ無ければ死んでもやりたくないよ!」
「此方の台詞だわ糞鯖!!!」
バンッ!と大きな音を立てて中也が扉を破る。
「君も僕も今日からは一般人なんだよ!?少しは大人しく出来ない訳!?本当脳筋なんだから!!」
「誰のせいで騒いでると思ってんだ包帯無駄遣い装置!!」
「何その呼び方!僕もいい加減傷付くんだけど!!」
こんな言い合いをしながら入って来たからか教室は騒然としている。
その中の一人、金髪の子が喧嘩を仲裁しに入った。
「転校生か?仲が悪い様だが、徐々辞めた方が…」
「あぁ、すまないね。僕の犬が中々に煩くて。」
「誰のせいだと思ってんだ糞鯖が」
少しは静まったものの、蛞蝓は未だ機嫌が悪い様で面白い。
「所で、此のクラスの教師は何処かな?」
「電話やらの対応で忙しいみたいでな。職員室に居る」
「ありがとう。…じゃあ、自己紹介をしようか。僕は太宰治。趣味は自殺で、嫌いな物は犬と中也」
「中原中也。嫌いな物は太宰。宜しく」
女子はこそこそと話をして、男子は未だ騒然としている。
そこで扉を開ける音が教室に響く。
「えー、先に自己紹介を済ませてくれてありがとう。却説、ここからはお楽しみの質問タイムだ。太宰と中原へどんどん質問していけー」
このクラス…2-Aの教師。
『ここからは質問タイムだ』、と言い放った瞬間、はいはいと手を挙げて声が響く。
窓際の席に座っている男子が当てられる。
「太宰と中原の好きなタイプ教えてください!w」
「うーん、僕はそうだな…何も訊かない人」
「気品のある人。此奴みたいな奴じゃない人。」
何か聞き捨てならない言葉が聞こえた気がしたが、1度だけ見逃す。
その後にまた10何人が手を挙げて居る。
真中辺りの女子が当てられる。
「嫌いな人は___「蛞蝓/糞鯖」
即答。其れに質問をした女子も戸惑う。
「あ、蛞蝓は分かってると思うけどこのチビの事ね」
「あ゙ぁ゙?殺すぞ」
「中也に僕は殺せないよ」
とまぁ、なんやかんやあり昼休み。
さっきの金髪の子は『天馬司』、と言うらしい。天翔るペガサスと書き____やらなんやら言っていたが、後半はもう聞いてなかったから覚えていない。
其の天馬くんに誘われて屋上に来て。
「おや、司くん。…と、転入生の中原くんと太宰くん。噂は聞いているよ。」
紫色の髪をして、前髪と左の横髪に水色のメッシュが入っている。身長は僕より少し高く、ミステリアスな雰囲気を振り撒いている。
「紹介しよう!オレの演出家、神代類だ!」
「よろしくね。所で中原くん、爆発してみたくはないかい?」
「誰がやるか!!」
「こんなチビが爆発した所で大して目立ちもしないでしょw」
「あ゙ぁ゙!?」
言い合いが始まる所で、神代くんが間に入る。
「喧嘩はダメだよ。『双黒』さん?」
完璧でありながら、何処か異質と感じさせる笑顔を浮かばせながら、『神代類』は言った。