テラーノベル
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👑side
🍣「あっ、俺はないこ!」
🍣「ちょこちょここっち来るからっ!よろしくね~」
といってオーナーさんがいなくなった。
🍵「いるまくんと兄弟だったんだ…」
すちくんがぼそっと言った。
👑「ッうん…一応…」
🍵「あッ…ごめん…!あんま触れないほうがよかったよね…」
👑「あぁ…いやッ…」
👑「……聞いてくれる?俺の…過去。」
🌸「うん。」
親にはいつも完璧を求められた。
テストで100点を取らないと手を上げられる。
👑母「なんでアンタは当たり前のことができないの!?」
👑「ごめッ…ごめんなさいッ…ごめんなさいッ…」
いつも泣きながら謝る。
👑母「泣くな気持ち悪いッ!!」
頬を叩かれる。
👑「ごめんなさいッ」
👑母「うるさいうる”さいうるさい”ッ!!」
そんなのが当たり前だった。
毎晩叩かれ、殴られ。
俺には弟がいる。
あまり喋ったことがない。
勉強で忙しいのもあったが、母が俺が弟の悪影響になるといってご飯すら一緒に食べさせてくれなかった。
俺が高校の頃、リビングから声が聞こえた。
弟のいるまくんが中学で学年1位を取ったらしい。
なんだろう。この気持ちは。
羨ましくて、憎たらしい。
リビングで父と母が弟を笑顔で見ている。
弟は悪くない。何もしていない。
それでも弟が恨ましく感じた。
そんな自分を自己嫌悪する。
母にはいるまくんと比較された。
アンタと違っているまは出来るのに。いるまはすごくて…。いるまはこうで…。いるまなら…。
口を開けばいるま。
いるま、いるま、いるまいるま。
それに比べてアンタは…。
うるさい。一度だって俺を、俺自身を褒めてくれたことなんかないのに。
完璧ってなんだろう。
勉強が出来ること?周りから褒められること?頭の良い学校へ行くこと?親の操り人形になること?
もう全部わかんなくなった。
今ここで逃げ出したら親の狂った理想の矛先がいるまくんへ向くだろうか。
それは絶対に嫌だ。
でも、…。
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いや。なんでもないや。
母はいるまくんを溺愛しているから大丈夫だろうと自分に言い聞かせ、家を出た。
🌸side
👑「みたいな感じかなぁ…」
みことが話し終えた頃にはすちが泣いていた。
👑「うぇぇっ、?!なんで泣いとるん!?」
🍵「あっ…ごめっ…みこッくっ…頑張ったんだなって…おもっ、て…」
👑🌸「っ…!」
………あぁ…俺も純粋に泣けるようになりたか
ったな…。
🍵「らッ…んらん…?」
🌸「っ…なんでもないよ。」
👑「俺はいるまくんと違ってダメな子だから。」
👑「俺はいるまくんと違って、要領が悪くて…飲み込みが遅くて…」
🍵「みッ…みことくん…?」
👑「俺はッ…いるまくんと違って…!!」
🌸「みこと…?」
俺らの声が聞こえてないのか…?
👑「俺はッ…!!」
🍵「っ、みこちゃんッ!!」
👑「ッ…わッ、…?どしたの…?」
🍵「もうッ…やめてっ…!」
👑「えっ…?」
みことは気付いてないのだろうか。
自分が泣いていることに。
👑「あッ…あれ…?俺、なんで泣いて…?」
🌸「みことはダメな子なんかじゃない。」
みことが目を見開いた。
🌸「偉いよ。頑張ったね。」
👑「っ…うッ…」
👑「ッ、うあ”ぁぁ”…!!」
みことの目からたくさんの涙が溢れる。
👑「俺ッ…おれぇっ…!!」
🍵「みこちゃッ…頑張ったねッ…!!」
すちもまた泣いている。
🌸「いるま、帰ってくるよ。絶対。」
🌸「だから、誤解が解けるまで話そう?」
👑「うんっ…うんッ…!!」
コメント
1件
ああ……読んでて胸がぎゅっとなりました。みことが「俺はいるまくんと違ってダメな子だから」って自分を責めるシーン、すごく苦しかったです。でも、すちが泣いて、らんらんが「偉いよ、頑張ったね」って言った瞬間に、みことの涙が溢れたところ、もう私も一緒に泣きそうになりました。長年抑えてきたものがようやく解けた、そんな感覚が伝わってきました。続きがすごく気になります。