テラーノベル
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1時間ほど経っただろうか
釧璃 「お嬢、夕食を持ってきた。」
襖が開く
咲良 「ん」
本を閉じ、棚に直す
釧璃が机の上にお盆を置いた
釧璃 「俺は此処にいたほうがいいか?
それとも下がっておこうか? 」
咲良 「下がって。食べ終わったら呼ぶ」
釧璃 「わかった。何かあったら呼んでくれ。玄関にいる」
咲良 「わかった」
襖が閉まる
机の上には湯気が立った魚、白ご飯、みそ汁、漬物など並んでいる
咲良 「いただきます。」
まだらが飛んでくる
咲良 「おいで、」
まだらは由舞の足に擦り寄るように近づく。 まだらに軽く注意を向けながらもゆっくり食べ進めていく
食べているはずなのに、味がしない
まぁもう慣れたことだった。
母を失ったあの日から何もかもどうでもよくなった。
ご飯の味は感じない。世界の色も分からない。でも別にこれを気にしたことはない。感じないから、分からないから不便だと思ったことはない。食事は生きるためにしているだけ、まぁそれももうすぐ
咲良 「まだら、どうしたらいいんだろうね、何が正解なんだろうね。」
まだらはきょとんとしている
咲良 「そうね。まだ貴方がいるから、私は」
明日、お嬢、前線、戦い、リンセン、負傷者。 頭のなかをこれでもかとパンクさせてくる言葉たち
釧璃 (お嬢は守る。絶対に )
釧璃 (お嬢に、伝えるか、、、いや、伝えないでおこう余計な心配はさせたくない)
短くてすみません、きりが良いのでここできります。
またすぐ出しますね
では、ばいばい(^^)/~~~
コメント
2件
コメントありがとうございます。 感想くれるのほんと嬉しいです。投稿遅いんですがぜひまた見てください🥰
うわあ、この静かな重さがすごく刺さる…😢 咲良が「味がしない」「色が分からない」って言うところ、母を失ってからの虚無感がひしひし伝わってきて胸が苦しくなったよ。まだらに話しかけるシーン、優しいけど切ないね。 釧璃が心配させたくなくて伝えない選択をするのも、護衛としての覚悟が滲んでてグッときた。 次、どうなるんだろう…早く続きが読みたい!
#シングルファザー
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