💚「しょーおた♪たっだいまぁ」
💙「かっこよく……ない」
通常運転の阿部は、にやにやしながら俺に近づいて来て、ぎゅーっと俺を抱きしめた。
ひょっとこみたいに口をすぼめて、おかえりのキスをせがんでくる。
俺は阿部の唇の接近を両手で防御し、さっきの雑誌を見せた。
💙「これ、同一人物か?」
💚「もぉ〜。何なの?翔太ったら」
爆イケの己を見よ!とばかりに阿部の鼻先に雑誌の写真を突き出す。
💚「あ。発売されたんだ。俺、かっこいいっしょ?」
💙「かっこいい!!!!」
💚「え?マジ?嬉しい!翔太にかっこいいと認められるなんて」
阿部は本気で感激している。
しかし、話はここからだ。
💙「これ、合成じゃないよな」
💚「失礼な。俺そのものでしょ」
俺はソファに座り込み、あぐらをかく。
膝の上に乗せた雑誌に写っている阿部と、今目の前にいる阿部とが違いすぎる。いくら見比べてみても、一致するとは思えない。
💙「お前って、ひょっとして、イケメンなの?」
💚「ちょっと。俺のことなんだと思ってたの?」
💙「ファニーフェイスのどすけべ野郎?」
💚「おいおい、それはいくらなんでもひどいんじゃない?(笑)」
💙「うーん。でも、この写真はかっこよすぎる………」
💚「だからそれ、俺ね」
そう言って、阿部は俺を後ろから包み込むように座った。
💙「もしかして!」
💚「ん?」
💙「こんな感じの格好とメイクしてたら、生でこの阿部に会える?」
💚「そりゃまあ……本人だから?」
💙「っしゃ!!じゃあ、今度こんな感じでドレスアップしてくれよ」
💚「まあ……いいけど?」
💙「やったあ!!!!!」
俺には本気でその日が楽しみだった。
コメント
1件