💚side
💛「今日ここへ来てること、目黒に言ったの?」
💚「言ってない。今、めめとはちょっと距離置いてる」
💛「喧嘩?」
照の家で、俺は照と2人でいる。
照の淹れてくれたコーヒーを2人で飲む。久しぶりに穏やかな時間だ。
あの一件があってから、めめといても、心のどこかがとげとげして、リラックスできていなかった。
俺は温かいコーヒーを飲んで、ふう、と息を吐くと、俺をじっと見ている照と目が合った。
💚「なに?」
💛「落ち着くなあ、と思ってさ」
💚「俺もそう思ってた」
なんとなく同じ気持ちでいることがわかって、2人で笑う。なんだかむずがゆくなるような感触がして、つい黙ってしまった。
💛「翔太といると、こんな時間あんまないし」
💚「会ってないの?翔太と」
💛「あの日以来、2人では会ってない」
💚「そんなに!?」
思わず大きな声が出てしまった。
あの日からはもう2週間以上経つんじゃないか?
照の心の中のわだかまりが相当根深いことを俺はようやく理解した。
💚「別れちゃうの?」
💛「んー」
💚「翔太、泣いちゃうよ?」
💛「そうだな」
💚「照は翔太のこと好きじゃなくなっちゃったの?」
💛「………」
💚「今回は許してあげたら…」
💛「もう翔太の話はいいよ」
そう言うと、いつの間にか照の手が俺の手を握っていた。
無言で目が合い、俺たちはキスをした。
何度もやめようと思った。
何度も帰ろうと迷った。
それでもシャワーを浴びて、照の待つベッドへと俺は入って行った。
💚「照…」
無言で、導かれ、その逞しい腕に抱かれる。照の目は優しい。いつも、翔太はこんなふうに見つめられているのかと思うと胸がチリチリと痛んだ。
照の唇が俺の唇に重なる。
照の口からは少し煙草の香りがした。
照の深いキスに応えて、口をずらしていく。熱い吐息と、唾液が混ざる。
頭の芯が痺れていくような感覚。少し、荒々しいキス。
💚「……ん、っ……はぁっ……っ」
互いの息遣いと、愛撫の音だけが小さく響く。ピチャピチャ、クチュクチュと、卑猥な音が続いた。
始まったらもう止まらなかった。
照の指先が、胸の先端を撫で始め、ゆっくりと立ち上がる突起に触れた。
💚「あんっ」
💛「可愛い」
聞いたこともない照の艶のある声のトーンに、頬が熱くなる。今きっと、俺もものすごく感じている顔をしている。照の嬉しそうな顔がそれを物語っていた。
💚「ねぇ……あっ…あっ…そこ…はぁん」
照の愛撫が激しさを増して行き、俺の後ろへと手が伸びた。
すごく感じる。
なんでこんなにと思うほどに。
照の大きなものがぎゅうぎゅうと腹に押し付けられている。知らなかった照にドキドキする。信じられないくらいに俺たちは興奮していた。
💛「挿れるよ」
こくこく、と頷き、前からゆっくりと、じれったいほどに優しく、照のものが挿入される。
💚「出ちゃう………あっ、あんっ!」
あっという間に達したが、照は挿れたばかりなので律動はこれから。
繋がってしばらく静止した後、ゆっくりと前後に動き始めた。
💚「あっ、あっ、そこ…きもちいいよぉ……」
甘ったるい声が出てしまう。
認めたくないけど、相手がめめじゃないという事実に俺は興奮していた。
そしてそれはおそらく照も。
💛「めちゃ、締まる……阿部、キスしてもいい?」
愛おしそうに髪を撫でられ、うっとりして、2人でまたキスをする。
キスしたまま、照は腰の律動を早めた。
早く、強く、深く、照が入ってくる。
💛「いく、いく……いく…」
💚「あっ、あっ……ああっっ」
ピクピクと、照のものが中で放った感触がして、強く抱き合った後、照が離れた。
ベッドから半身起こして煙草を咥える照。
気怠い気持ちで、照の方を見て、俺は自分のしたことの罪の意識から目を逸らそうとした。
💛「後悔してる?」
💚「…………」
💛「俺はしてる」
ずるい。
でも、俺も……。
めめに、こんなことがバレて、もし別れることになったら耐えられない。
こんなことしておいて身勝手だけど、それが本心だ。
💛「ごめんな。阿部」
💚「ううん。俺もごめん」
もう一度照とただ抱き合って、その日は別れた。
コメント
7件
はぁーこの背徳感が🫣😱💖 でも、この組み合わせいいよね💛💚
やばいなんでこれ好きだってなるんだろ😂💛💚
あーーーーーーーーすきすきすきすき この決断したけど結局後悔する感じとキスに至る瞬間がもう好きすぎてすき(さよなら日本語)