太「やっほー帽子置き場君」
夜「やぁ。中也」
国「宜しくお願いいたします」
中「…おう。太宰手前は覚えてろ」
ひょんな事でポートマフィアに来た三人
事件は_
太「は?蛞蝓が?」
中「お前なぁ…まぁ、そうだ。事件の被害にあった」
なんと事件の被害者は中也だと云うのだ
夜「と云う事は犯人の顔を見たって云う事?」
中「否、それがフードを被ってまして…ただ、学生ぐらいである事は変わりは無いかと」
夜「ふぅん…」
一度、森さんに会うと云う為、ポートマフィアビルの中を歩いている四人
国「おい、太宰…」
太「何ー?」
国「これからポートマフィア首領に会うのか?」
凄いニッコリ笑顔で
太「そうだけど?」
国「…そうか」
くにきぃーだくん曰く気絶しかけたとか。
森さんに会うだけで…?
…嗚呼。でも圧をかけられたら私も無理だなぁ…
コンコンコン
中「首領。中原です。入ります」
察しの良い読者は次どうなるか判るよね☆
森「エリスちゃーん!この洋服着てー!!」
…予想はつくよね☆
夜「…一回あの人ピー方が良いって」
太「それは…大丈夫?ピー音が流れてたけど」
夜「大丈夫!」
凄いニッコリだった
バンッ!
夜「異能力_重力操作」
森「え、」
ぎゃあああああああああ…
・
森「御免よ。客人の前で」
夜「本当ですね。勘弁して下さい。この緊急事態まで巫山戯ているつもりですか?」
少し雰囲気が変わる
森「…そうか。君は気づいていたか」
夜「ええ。”ユラ”の仕業でしょう?真逆逃がしたとかじゃありませんよね」
苦い顔をする
森「…その真逆だ」
夜「…」
何気なく重力操作を構える
森「それだけはやめて!?」
国「おい、その”ユラ”とは何者だ」
辺りが静まる
その沈黙で口を開けたのは_
夜「…”ユラ”はある異能力者だ。このポートマフィアで牢獄されていたね」
「彼女の異能力は_”救済の天使”」
「一見、治癒系の異能力かと思うが_逆だ。」
「彼女は”死者を生き返らせる異能力”だ」
国「死者を…!?」
夜「条件はたった一つ。人を百人殺す事。それで一人が生き返る。」
重い沈黙に包まれていた。
夜「とは云っても、今は関わっては居ない。今関わっているのは_別の異能力者だ」
中「そこからは俺が説明します」
中也は被害にあっていたと云っていた。
どんな人物なのやら…
中「廊下を歩いていた時、ある懐かしい人物_否、居ない筈の人物が居たんです」
夜「‥それは_蘭堂かい?」
中「当たりで」
少しピリついた空気になる
太「蘭堂さんが…!?」
夜「もちろん、生きている筈が無い。」
中「そうしたら俺に話しかけてきたんです。」
『此方側へおいで』
太「おいで…」
森「中々、興味深い言葉だねぇ」
中「俺は行くのをやめました。でも何故か足では行きたくなるんです。そう云う、異能力かと」
夜月が口を開く
夜「何故、”遺体の無い血痕”事件だと判った?」
中「丁度蘭堂さんが消えた時に出てきた黄色の球体。其処から血が滴っていたため、」
太「黄色の球体…?」
夜月が大きくため息をつく
夜「不確定要素が多すぎる…之じゃあ判るものが少ない」
森「行方不明者も依然として見つからないしねぇ」
その時、サファイアに光る目が鋭く光る
夜「真逆…ボソッ」
いや…そんな訳は無いかな…
太「……」
夜「簡単にまとめるとしようか。」
「まずは黄色の球体に近づけようとしている。」
「その方法は昔の親しい人…かな。条件は」
太「生きている人は出てこないって事は見分けはつきやすい」
ポツリ…と喋る
夜「でも、そう_簡単でも無い。最愛の人を失くした人の場合。」
「その人が帰ってきたと云う安堵ですぐに”遺体の無い血痕”に変わるだろう。」
「それほど死者と云うのは_…
其処で云いかけて
「愛おしい存在なんだ」
ハート600…!??あざます!
次はハートが低くなるのが私の投稿の定義☆
では、また〜