こんにちは~! この界隈は初めてなのでお手柔らかに、。
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けんと:高校三年生 アイドルをやっていたが活動休止中。
だいご:成人 同じグループでアイドルをやっている。
※ 希死念慮あり
自殺等々苦手な方は戻った方がいいです、、!
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けんとside
夜中。学校の屋上。
気が付くと端に腰を掛けている。
「 星は、みえないか、」
空は雲に覆われて、星の一つも見えない。
真っ暗な空。
こんな空、きっと誰も見向きもしないだろう。
それは、まるで _____ 。
「俺みたい、笑」
暗闇に、自虐的な笑みを浮かべる。
無理にでも笑っていないと、
息が詰まってしまいそうだった。
『お前、なんで生きてるの?笑』
『お前は誰の光でもねーんだよ』
『生きてる意味ないっつってんの笑 聞こえてる?笑』
『この役立たず』
お前、お前、おまえ、おまえ、
オマエ、オマエ、オ マ エ、
ナ ン デ 、 マ ダ イ キ テ ン ノ ?
「、っ、、、」
まただ。
脳裏にはっきりとしみついた言葉が、
あふれ出てくる。
息ができない。前が見えない。逃げたい。
辛い。辛い。辛い。辛い。辛い。
辛い。辛い。辛い。辛い。
ここから飛び降りてやろう。
そうしたらみんな、喜んでくれるはず。
きっと、うれしいはず。
だれも、悲しまないはず。
悲しむほどの人が、いないから。
もう、いっか。
「どーでもいいや、笑」
最後だし何か送ってみようか、
なんて考え、
何気なくメッセージアプリを開く。
ここ最近は連絡を取る人もいなかったから、
ずっと見ていなかった。
送る人なんて、いないだろうと思っていた。
〈通知一件〉
「俺に、? だれ、?」
おそるおそる通知を押す。
手が震えていた。
〈 ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀さんからの通知が一件あります。〉
「、、ぁ、っ、ぁぁ、、、」
声にならない声がこぼれる。
見たくなかった。触れたくなかった。
〈 ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀、 ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ 、? ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀、笑 〉
思い出しちゃった。
思い出したくなかった。
思い出さないようにしてた。
ずっと自分で避けていた。
逃げていた。逃げなきゃいけなかった。
あの記憶から。ずっと。
既読を付けてしまったからには、返信しないと。
打つ手が震える。
〈 ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ 。 ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ 。 〉
〈 ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀。 〉
送信してしまった。もう何でもよくなってきた。
でも、本心だけは伝えたかった。
ただ、それだけ。
「 あーあ、思い出しちゃった、」
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