今回も死ネタ注意です!霊夢が死ネタに含まれます!では!魔理沙視点です!
霊夢が死んだ。
突然だった。霊夢と妖怪退治をしている時、私を庇って死んだ。普段なら死なないはずなのに。当たり所が悪かった。って紫から言われた。これから葬式だって。もちろんライバルとして友達として行かない理由がなかったから葬式会場へと人里に向かった。
葬式会場に向かう途中、色んな人がいた。なにせ、博麗神社の巫女が霊夢だったからすぐに死んだと言うことが広まったらしく、怒り狂う人。泣き叫ぶ人。ぼーっと空を見ている人。色んな人がいた。でも時々私を見てこういってくる人がいた。「人殺し!」「魔女!」「お前さえいなければ!」気にしたくなかった。だけど、無視したくても耳に入ってくる。自分でもわかっている。自分が殺したと思っている反面、あれは事故だったと思う自分もいて、よく分からなくなる。でも今は霊夢の葬式会場へと重い足を運ぶ。やっとの思いで着いた時には、辺りは暗くなり始めていた。そして、私が最後だったみたいで、人は居なかった。そして、霊夢の顔を覗き込むように見る。今にも起き上がってどうしただの言いそうな程に安らかに眠っていた。「お願いだから目を開けていつものように話してよ…」つい言葉がこぼれてしまった。これ以上ここにいるとどうにかなってしまいそうだから、花を添えて会場を後にした。
家に着いた。一瞬死のうかと考えたけど、そんなことしたらせっかく霊夢が命をかけて守ってくれたし、死んでそっちに行っても来るなとか言われそうだから死ねなかった。もう、何が正しいか分からなくなった。そのままベットに身をゆだねた。意識がとうのくのがわかった。
霊夢が死んでから数ヶ月が経った。あれから私は少し立ち直れている。未だにあの日の事を思い出したり、夢に出てくるけど。今日も霊夢の墓参りに花を持ってきた。毎回墓に向かって返って来ないことはわかってるのに「元気?また来たよ」と言ってしまう。いつも返って来ないけど今日は違った。「元気だよ。いつも来なくていいのに。ありがとう。頑張って。応援してる。」何処からともなく聞こえてきたのは霊夢の声だった。出てきそうな涙を堪えて「うん。頑張るね!」そう言って墓を後にした。
私、頑張るから見ててね霊夢。
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