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(無理無理無理…!!絶対私、本命ルートから外されてるじゃん……っ!?)
付き合う前に体重ねちゃったし、しかも自分から『抱いて』なんてお願いしちゃってるんだよ!?
これじゃ自分からセフレになりに行ったようなもんじゃないの、これ……!?
その他にも、画面の下部には
【実は男は〝本気で好きな女性にはグイグイ行けない〟!?】
という趣旨のネット記事がこれでもかと表示され、私のメンタルは完全にすり潰されてしまった。
(はぁ…朝からなんて嫌なものを見ちゃったんだろう……。さっきまで幸せな気分だったのに…)
ズーンと重苦しい絶望に浸りながら、机に突っ伏しそうになっていた
そのときだった。
「あっれ~~??桜じゃ~んっ!!」
背後から突然響いた甲高い声に、私はビクッと肩を跳ね上げて振り向いた。
そこに立っていたのは、大学時代の友人である佐々木芽衣だった。
明るく染められたショートヘアに、派手なブランド物のバッグをこれ見よがしに肩に掛けた姿は
学生時代と何一つ変わらない、相変わらずマウント気質の彼女らしい佇まいだった。
「芽衣……?どうして、ここに?」
「出勤までまだちょっと時間あるからさ~、ブラついてたのぉ!そしたらぐーぜん、桜のこと見つけたから声をかけちゃったあ~~!」
ニタッと品定めするような笑みを浮かべる彼女に、私は引きつった苦笑いを返すことしかできなかった。
彼女とは大学卒業以来、完全に疎遠になっていたけど
何やら妙に面倒な絡まれ方をされそうな不穏な予感がした。
正直、この子には大学時代から碌な思い出が無いからだ。
「そ、そっか。私、もう会社行かなきゃだから、時間なくて……」
「えぇーっ?ちょっとくらい遅れても良くない?」
「いや、でも本当に遅刻しちゃうし……」
私の必死の拒絶を遮るように、芽衣は意地の悪い笑みを深めて、突拍子もない言葉を投げつけてきた。
「てかてか、桜ってさぁ、今彼氏とかできたの?まさか、まだ処女だったりしてぇ!キャハハっ♡」
いきなりの、核心を突くような下品な質問に心臓がギクリと跳ねる。
「…別に、関係ないでしょ。も、もう行くから!」
これ以上1秒たりとも会話を続けていたくなかった私は
芽衣の視線から逃げるように大急ぎで伝票を掴んで会計に向かい、逃げるように店を後にした。
◆◇◆◇
その日の午後───
ランチタイム、女性社員たちを含めた数人で慌ただしく昼食を済ませたあと
#TL
瀬名 紫陽花
14,533
#BL
多 動 症 .
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