第10話 最後の検証
「見つけたよ、〈時の宝剣〉!」
「『ありがとう! それで、誰が持ってたの? 僕の視界から見える?』」
「あ、今いるね。見えるよ」
「『特徴を教えて』」
「えっとね――」
ジェイドの視界を映した画面越しに、理世は問題の人物を見つけた。
「ほら、あの銀髪の……男装っぽい人」
理世の言葉に従い、ジェイドの視点はその人物を中心に据える。
「『――本当に、あの人が持ってるの?』」
「っ……」
ジェイドの緊張した声が、理世にも伝染する。
(確か、さっきジェイドのお兄さんを探してるときに文句言ってた人……だよね。何かあるのかな)
「うん、あの人の腰に差してあったよ」
「『……そう』」
緊張したままの声が黙り込む。
「あの人が持ってると……何かまずいの?」
「『……あの人は、コンキスタ公爵』」
「公爵……」
(……って何だっけ。なんかこの手の世界*********
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