Happy Christmas 🎄🎅🏻
ハッピークリスマス
「 んーっ、 」
「 あ、! 」
今日は…
「 クリスマスだ! 」
11月25日から、親友でもあり
私の好きな人 と
クリスマスに出かける予定があった。
「 はーたのしみ!! 」
「 どんな服着ていこ 」
でも、夕方に行く予定だから
興奮するのはまだ早いかな
「 ふぁー、 」
今日はなんだか早く起きれた
まぁ、昨日は楽しみで寝れなかったけど
「 あら、あんたもう起きたの?おはよう 」
お母さんが朝ごはんを作りながら喋りかけてきた
「 うん。でも、昨日は寝れなかったけどね 」
「 今日出かけるんでしょう? 」
私はリビングのこたつに入りながら答えた
「 そう。めっちゃ楽しみすぎる 」
「 でも、今日雪が積もってるから行けない可能性もあるわよ。その時の事も考えときなさいよ。 」
私の目の前に朝ごはんを置いて、お母さんは私に言ってきた
「 え、うそ 」
私は外を見た
「 でも、大した事じゃないんじゃないの? 」
「 お母さんも知らないけど、ニュース見てみたら? 」
お母さんに提案されたため、私はテレビを付けた
ナイスタイミングで、天気予報をしてた
天気予報をしてるなら、今日の雪もどうなるか言ってくれるはず。と思った
- 今日は雪が積もっていますねぇ、雪かきに追われている人も多いようです。 -
「 うわ、すご 」
私は目を開いた
思っている以上に雪が積もっていた
「 ちょっとだと思ってたのに、こんなに? 」
電車で出かけるため、中止になるかもと心配になった
- 皆さん、暖かい服装を着ていますね。 -
インタビューだ
-まぁ笑。 でも、めっちゃ寒いですね笑 -
- 雪は遊べるし、色々メリットもあるけど、デメリットの方が多いと思います -
確かに…となりながらも私はテレビに目を向けたままだった
「 早くご飯食べなさいよー? 」
「 あ、はーい 」
今日の朝ごはんはおしるこだ
「 あったか、 」
ほわほわしながらも朝ごはんを終えた
なんやかんやしてると、あっという間に夕方になった
「 雪やば、 」
相変わらず外の景色は雪が降って良く見えない
今日、一緒に出かける友達に電話をかけてみる
どうしよ、 と思いながら電話をかけた
『 はーい? 』
「 あ、もしもーし 」
「 今日、どうする? 」
『 あーね、 電車も無理だってね。 』
「 今年は遊べないかな、 」
超超超、残念だった
夕方、家の窓から外の景色を見ながらため息をついた
「 はあ、 」
「 雪が降ってても降ってなくても、会いたかったな… 」
心の中で呟いたはずの言葉が
ついつい口に出てしまった
あ、と思いつつ
友達…いや
好きな人の反応を何秒かだけ伺った
『 … 』
『 まぁ 』
好きな人が口を開いた
私は一瞬驚いて、唾を飲んだ
『 俺は雪なんかどうでもいいよ。 』
『 お前の声聞けたら十分幸せ。 』
その瞬間
私の心臓はうるさい程跳ねた
“落ち着け”って思えば思うほど落ち着けなくて、ドキドキした
「 え、? 」
『 あ、まって、 』
『 この言葉の意味ちゃんと理解しろよ? 』
『 また言わなきゃなんねぇし、 』
この瞬間だけ、寒い空気が一気に暖かくなった
「 うん笑、!! 」
「 来年も通話だけで楽しめそうだな 」
『 でも行けるなら出かけるだろ 』
「 それはもちろん笑 」
会えなくても、
雪が降ってても、
どんなに寒くても、
私の心は十分暖まったし
十分、幸せだ
と思った
『 ねぇ 』
『 今まで言えてなかったけどさ、 』
「 うん 」
今は、ホワイトクリスマスなんていらない
来年は、
『 来年は、さ 』
『 俺の彼女になって、隣で、クリスマス、見てくれませんか? 』
「 はい、もちろん笑 」
それはまるで、
サンタさんからの贈り物でした。
ホワイトクリスマスなんていらないから_







