「※この物語はフィクションです。実在の人物及び団体等とは一切関係ありません」
〈10話〉
「オレは、ミチルさんと結婚を前提に――」
目の前にいるはずの三柴の声が、うんと遠くなる。
イヤだ、聞きたくない。
体中がかあっと熱くなって、衝動のままに三柴の手を振り払った。
三柴が目をまん丸くする。
自分が今どんな顔してるかなんて、考えたくもない。
すっと立ち上がって、後ろの収納棚の1番上を開けた。
そして、取り出したものを即座に構える。
「さ、佐倉家、家訓!家族間での暴力行為禁止!」
そして―**********
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